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佐々木朗希を打ったチェコ代表は24歳の現役大学生 163km剛速球を弾き返して鮮やか二塁打

野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、東京ドームで行われた1次ラウンド・プールBで日本代表・侍ジャパンはチェコと対戦。先発した佐々木朗希投手(ロッテ)は初回に味方のエラーが絡んで、いきなり1失点した。佐々木の163キロ直球を打ち返し、口火を切る二塁打を放ったのは24歳の現役大学生、マレク・クラップ外野手だった。

WBCチェコ戦で先発している侍ジャパンの佐々木朗希【写真:荒川祐史】
WBCチェコ戦で先発している侍ジャパンの佐々木朗希【写真:荒川祐史】

「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」1次ラウンド

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は11日、東京ドームで行われた1次ラウンド・プールBで日本代表・侍ジャパンはチェコと対戦。先発した佐々木朗希投手(ロッテ)は初回に味方のエラーが絡んで、いきなり1失点した。佐々木の163キロ直球を打ち返し、口火を切る二塁打を放ったのは24歳の現役大学生、マレク・クラップ外野手だった。

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 どよめきが連発していた東京ドームに快音が響いた。初回から160キロ超を連発する佐々木と対峙したのが3番クラップ。初球は164キロ直球を見送ってボール、2球目の163キロを空振りしたが、続く3球目の内角163キロをコンパクトに振り抜いた。鋭い打球はレフト線を襲い、クラップは悠々と二塁に到達。続く打者で敵失が絡んで一気に本塁生還し、先取点をもたらした。

 今大会で初めて本戦出場となるチェコは、ロースターの大半を国内アマチュアリーグの選手が占める。そんな中、野球の本場・米国で腕を磨く24歳クラップも名を連ねた。NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン2で2022年全米制覇を果たしたノース・グリーンビル大に所属。チェコ生まれで2021年に入学すると、3季計120試合に出場し、打率.380、29本塁打、136打点を記録している。

 クラップは大会前にMLBネットワークの番組にオンライン出演。司会の元MLB通算152勝右腕ジェイク・ピービー氏から「大学生がショウヘイ・オオタニと対戦するかもしれないわけだが、どう感じているか」と尋ねられると「世界最高の野球選手と対戦するなんて夢が叶うようなものだよ」などと話していたが、大谷と並び日本人最速165キロを誇る右腕をいきなり打った。

(THE ANSWER編集部)


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