「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる！　中野式カラダ改造計画」

　忙しい大人向けの健康術を指南する「THE ANSWER」の連載「30代からでも変われる！　中野式カラダ改造計画『まずはコレ、やってみて！』」。多くのアスリートを手掛けるフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一氏がビジネスパーソン向けの健康増進や体作りのアドバイスを送る。今回のテーマは「腹筋運動をすると首が痛くなる人」。「THE ANSWER」公式YouTubeチャンネルの動画では、中野トレーナーが提案する「シットアップを無理なく続ける2ステップ」を紹介しています。

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　仰向けの姿勢から上体を起こす腹筋運動「シットアップ」。この腹筋運動、「首が痛くて続けられない！」という理由で続かない人、いませんか？

　首が痛くなる要因として考えられるのは主に2つです。1つ目は、単純に動きに不慣れであること。筋力トレーニングは、「非日常的な動きによって、筋肉にわざわざ強い負荷をかけて鍛える」という行為です。そのため、動きに慣れないうちは一部の筋肉に無駄な力が入り、緊張。それが痛みとなって現れます。

　例えば、腕を鍛える「アームカール」というトレーニングでは、ダンベルを持ち、ひじの曲げ伸ばしを繰り返します。非常にシンプルな動作ですが、慣れていない人が行うと肩が上がってしまい、首から肩が凝ってしまいます。

　シットアップの場合、上体を起こすときに、首に余計な力が入りやすいため、「首が痛い」となります。でも、動作に慣れてくれば力みが消え、自然と首も痛くなくなるでしょう。
　
　もう一つの理由は、体幹の弱さです。昔は「腹筋が弱い人は首が痛くなる」という言い方をしましたが、実はコア（体幹）がしっかり使えないと、上体を起こす際、首をうまく支えることが出来ず、首に余計な力が入ってしまいます。