脚トレの日は「歩いて帰れたら失敗」 鼻血を出すことも…酒もタバコも断った最強公務員の体づくり
“夏が一番似合う男性・女性”を決めるボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」のJAPAN PRO GRAND PRIXが昨年12月10日、東京・TFTホールで開催され、プロ資格を持つ肉体美自慢が全国から集結した。クラシックスポーツ部門では33歳の公務員・近藤孝仁が優勝。以前はコンプレックスだった太い脚も、コンテストでは大きな武器に。「歩いて帰れたら失敗」という気持ちで積み重ねた下半身トレーニングの成果をステージの真ん中で披露した。
各コンテストで輝く選手たちを紹介「ボディコンテスト名鑑#58 近藤孝仁」
“夏が一番似合う男性・女性”を決めるボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)」のJAPAN PRO GRAND PRIXが昨年12月10日、東京・TFTホールで開催され、プロ資格を持つ肉体美自慢が全国から集結した。クラシックスポーツ部門では33歳の公務員・近藤孝仁が優勝。以前はコンプレックスだった太い脚も、コンテストでは大きな武器に。「歩いて帰れたら失敗」という気持ちで積み重ねた下半身トレーニングの成果をステージの真ん中で披露した。
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――率直な感想をお聞かせください。
「素直に嬉しいです。2位の方とも結構僅差だったかなと思います。最後まで分からない戦いだったので、勝てて嬉しいです」
――コンテストに出始めたのはいつ頃か。
「2020年からです。もともとトレーニングが好きだったのですが、コロナ禍で在宅ワークなど色々なことが制限されていく中で、よりトレーニングに対して、もっとこれで何かできないかなと考えて、コンテストに行き着いた形です」
――トレーニング歴は何年ぐらいか。
「本格的ではなかったですが、20代前半ぐらいからやっているので、トレーニング自体は10年ぐらいはやっています。これといって何か専念していたスポーツはないのですが、トレーニングは好きでした。本格的にやり始めたのは、大会に出るようになった2020年頃からです」
――コンテストに出始めた大変だったことは。
「もともと食べることが凄く好き。甘いものが大好きなんです。減量に入ると、食べられない、食べちゃダメなんだ、と思うとそれが制約になって余計に食べたくなってしまう。そこが大変かなと思いますが、それ以外はあまりないですね。(食欲を抑えるために)週に1回必ず好きなものを食べる日を作りました。6日間頑張って、7日目で好きなものを食べる形で乗り越えました」
――ボディメイクを始めて良かったことは。
「無駄遣いがなくなりましたね。もともとお酒がめちゃくちゃ好きで。たばこも吸っていたんですが、そのお金があるならサプリメントやプロテインを買った方が生産的だなと思い始めて、どんどん生活が健康な方に進んでいきました。以前はお酒とおつまみがあれば白米はいらない、というスタンスで毎日飲んでいましたが、今は週に1回のチートデーの時に飲みたい気分だったら飲むぐらいで、基本は飲まないです」
――自慢の部位は。
「脚ですね。特に大腿四頭筋と縫工筋。もともと脚が太いのが凄く嫌だったんです。短く見えてしまうので。ただ、サマー・スタイル・アワードなどのスポーツモデルの文化を初めて見た時に、バキバキに割れている脚がめちゃくちゃカッコ良いなと思って、そこから脚トレを凄く考えてやるようになりました。どんどん研究してやっていく中で、自分のストロングポイント、長所になった感じです」
――コンプレックスだったものが好きになった。
「脚が短いのはコンプレックスでしたが、今は全然思わなくなりましたね。脚トレはかなりの時間やっています。鼻血出すこともありますし(笑)。脚トレの日は『歩いて帰れたら失敗だ』ぐらいの意気込みで始めます。結局歩いて帰るから、今日も負けたんだなって。毎回それの繰り返しです」
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)