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4大会連続2位のダンシーあずさが流した涙と掴んだ自信「やってきたことは間違ってなかった」

日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が主催する階級無差別の「JBBFフィットネス・グランド・チャンピオンシップス(以下グラチャン)」が8日、東京・江戸川総合文化センターで行われ、ビキニフィットネスは39歳・安井友梨が優勝。真のフィットネス日本一を決める国内最高峰大会で4連覇の快挙を達成した。惜しくも1票差で2位だった33歳・ダンシーあずさは4大会連続の準V。悔しさに涙を見せつつも「自分がやってきたことは間違っていなかった」と清々しく前を向いた。

JBBFフィットネス・グランド・チャンピオンシップス、ビキニフィットネスで2位となったダンシーあずさ【写真:中戸川知世】
JBBFフィットネス・グランド・チャンピオンシップス、ビキニフィットネスで2位となったダンシーあずさ【写真:中戸川知世】

JBBFフィットネス・グランド・チャンピオンシップス

 日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)が主催する階級無差別の「JBBFフィットネス・グランド・チャンピオンシップス(以下グラチャン)」が8日、東京・江戸川総合文化センターで行われ、ビキニフィットネスは39歳・安井友梨が優勝。真のフィットネス日本一を決める国内最高峰大会で4連覇の快挙を達成した。惜しくも1票差で2位だった33歳・ダンシーあずさは4大会連続の準V。悔しさに涙を見せつつも「自分がやってきたことは間違っていなかった」と清々しく前を向いた。

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 ビキニフィットネス界を牽引する2人が並ぶと、観客席が一段と沸いた。先月の「オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス(以下オールジャパン)」163センチ超級で8連覇を成し遂げた安井と、163センチ以下級で5連覇を達成したダンシー。階級を越えた真のフィットネス日本一決定戦で、今年も2人の女王が激突した。

 結果は過去3大会と同じく安井が優勝。7人の審査員のうち、4人が安井に、3人がダンシーに1位票を投じた。接戦を制して嬉し涙を流す金メダリストの横で、ダンシーは悔し涙を流した。しかし、ステージを降りて浮かべたのは清々しい笑顔。「今回は銀メダルでしたが、自分自身のことは褒めてあげられるかな」と胸を張れたのは理由がある。

「できる限りのことはやって、自分の今持っている技術力は100%出し切れたステージ。これでも結果が銀メダルだったら、もうしょうがない。自分がやってきたことは間違っていなかったと思っているので、自分を信じて、このまま世界に向かって頑張っていきたいです」

 今シーズンは体調を崩した時期もあり、調整で難しい部分もあった。「ただ、それも含めてアスリートとして乗り越えて、常にベストを尽くしていかないといけないので」。オールジャパンでは100%に仕上げられなかったが、1か月でしっかりと修正。「気持ちとしては凄く晴れやかな気持ちでステージに立ってました」と納得の表情を浮かべた。

 4大会連続でダンシーの前に立ちはだかった安井については、素直に敬意を示す。「やっぱり壁が厚いなというか、高いなというか、そんなに簡単には越えられない。だからこそ、頑張ってこられたし、本当に凄いなと思いました」。一方、「自分の一番やりたいビキニフィットネスというのをやっていきたいので、そこはブレずにいきたい」とも語り、あくまで目指すのは“打倒・安井”ではなく、過去の自分超えだ。

 次はスペイン・マドリードで13~15日に開催される「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ」、そして同じくスペインのサンタスサンナで30日に開幕する「IFBB世界フィットネス選手権」に出場予定。「ここまで作ってきた体は、今日ステージで見て間違っていなかったな、と思ったので。コンディションをさらにどんどん上げて頑張りたい」。優勝には届かなかったが、確かに手にした自信。これまで積み上げてきたものを信じて、世界の舞台に立つ。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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