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ベンチプレスMAX145kgの自称“普通のサラリーマン” 週7ジム通いで研ぎ澄ませた胸筋で初優勝

トレーニングを始めたばかりの頃は「ベンチプレスばかりやっていた」

――トレーニングで辛かったことは。

「全くないですね(笑)。トレーニングも好きなので。今回減量もだいぶ調整を変えました。有酸素も一切入れてないんです。辛いことを本当にしていなくて、逆にそれが勝因だったなと思います。1つあるとすれば、前日の水抜きですね。喉がカラカラすぎて。それ以外は楽しくやっていました」

――楽しかったことは。

「やっぱりパンプしているときですかね。体が張って、鏡で見るとやっぱり違うじゃないですか。その瞬間が気持ちいいです。トレーニング自体が好きなので」

――次の目標は。

「次はプロ戦で勝ちたいなというのと、別の団体でも出てみようかなと思っています。ただ、ちょっとまだ今は自分が納得いく体にはなっていないので、どうしようかな、という感じではありますが、もうワンランク上には行きたいです。来月のプロ戦には出ようと思っています」

――自慢の部位は。

「基本胸が強いですね。その分他が弱く見えてしまうので、そこがネックです。昔、トレーニングを始めたばかりの頃はベンチプレスばかりやっていたんです。マックスで145キロ挙げていました。胸は強みなので、今は逆にあまりやらないようにしています。肩とか背中を強くしたいので、週40セットぐらいはやるようにしています」

――表彰式では天を仰ぐような仕草も。

「いろいろと感慨深いものがあって、やっと獲れた、という思いですね。4年前に初めてベストボディ・ジャパンの大会に出てから、今回で大会に出るのは4回目で。ずっと2位だったんですよ。1位を獲りたくて。やっぱり違うじゃないですか。本当に良かったです。ずっと悔しいという思いだけで本気でやっていたので、それが実を結んだ達成感、安心感があります」

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)

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