小学生でシュワちゃんに憧れ 漆黒の“鎧ボディ”で福原俊介がマスキュラー初代王者に
今月行われた日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス」。今大会から新設されたマスキュラーフィジークでは、27歳の福原俊介が初代王者となった。メンズフィジークよりも重量感ある身体が評価されるカテゴリーで鎧のような肉体を作り上げた。ボディビルの神様といわれる“シュワちゃん”たちに憧れた少年時代、競技に打ち込むに至った経緯を聞いた。
オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス
今月行われた日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス」。今大会から新設されたマスキュラーフィジークでは、27歳の福原俊介が初代王者となった。メンズフィジークよりも重量感ある身体が評価されるカテゴリーで鎧のような肉体を作り上げた。ボディビルの神様といわれる“シュワちゃん”たちに憧れた少年時代、競技に打ち込むに至った経緯を聞いた。
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――メンズフィジークより身体の重量感が必要なマスキュラーフィジークで優勝しました。トレーニングで気を付けた部分は。
「フィジークのバランスのまま、身体を大きくするイメージ。僕はがむしゃらにトレーニングしていただけで、自分の骨格、フレームがたまたま合っていたというのが正直な感想です。
ただ、フィジークの選手が巨大化してきていて、バルクが優勝者よりあるのに勝てないという人もたくさんいると思います。そういう人にこちらに来てほしいなという思いはあります。個人的にはマスキュラーフィジークに(トレーニングを)特化した気持ちはないです」
――トレーニングを始めたきっかけを教えてください。
「自重で始めたのは中学2年生の頃です。もともと、小学校の頃にターミネーターとかロッキーを見て、シュワルツェネッガーさんやスタローンさんを見てカッコいいなと、漠然と憧れはありました。筋トレすれば筋肉が付くと分かり、それで始めました」
――島根大ではアメリカンフットボール部に所属。そこからどんな決断で今に至りますか。
「大学3年生の夏頃、私営ジムでトレーニングしていた時に、たまたまビルダーの方とお会いして。『ボディビルやりなよ』と言われたのが最初です。そのあと、その方が所属しているジムに入って、アメフトをやめた社会人1年目から競技を始めました」
――競技に打ち込むことの良さを教えてください。
「目標ができること。毎日同じルーティンの繰り返しで、なんとなく生きるのではなく、1年に1回こういう大きな大会に出て、嬉しい思いや悔しい思いをしながら目標をクリアしていく達成感が良いなと思います」
――目標はあくまで理想の肉体。
「自分が一番カッコいいと思う体に少しずつ近づくこと。その延長線上に大会があるという感じです」
(THE ANSWER編集部)