ビキニフィットネス7連覇・安井友梨 外資系金融に勤務「OLでも体は鍛えられる」を証明
今月行われた日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス」。ビキニフィットネス163センチ超級では、安井友梨が大会7連覇を達成。前日のマスターズ大会でも優勝し、貫禄を見せつけた。涙も見せた絶対女王は、普段はフルタイムで働く銀行員。睡眠3時間の日もある多忙な日々で、競技を続けるその矜持を聞いた。
オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス
今月行われた日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催の「オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス」。ビキニフィットネス163センチ超級では、安井友梨が大会7連覇を達成。前日のマスターズ大会でも優勝し、貫禄を見せつけた。涙も見せた絶対女王は、普段はフルタイムで働く銀行員。睡眠3時間の日もある多忙な日々で、競技を続けるその矜持を聞いた。
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壇上でも涙がこぼれた。19日は160センチ超級を7連覇し、他の部門の優勝者と競ったオーバーオール審査でも優勝。女王の証であるティアラも贈られた。35~39歳160センチ超級を制した18日のマスターズ大会では「2週間は過酷でしたけど、大変でした」と笑顔を見せたが、この日は感極まった。
4日に行われた大会ではフィットモデル日本一に輝き、2週間という短い準備期間でこの大会に臨んだ。「次の日からガンガントレーニングをして、筋肉感もハードな感じで出していき、ビキニボディに変身するように絞り込んでいきたいところだった」。世界選手権の切符もかかる今大会。全力で挑み、目標を達成した。
普段は外資系銀行で働くOL。フルタイム勤務のため「時間は本当にない」と笑う。仕事に支障をきたさない範囲で睡眠時間を削り、昼休みは有酸素運動をするなど有効活用。「今の自分にやれる精一杯のことをやる。1分1秒を無駄にしないで、二刀流で世界一を目指したい」。競技に懸ける思いは半端ではない。
勤務後にトレーニングやレッスンなどを行い、就寝が午前2時、起床が5時という日も。それでも「OLでもこうやって競技をできるし、体を鍛えることができる。私を見てくださって、『安井さんができるなら私もやってみよう』って思ってくださるのが何よりうれしい」と周囲の応援、反響を励みにしている。
10月1日にはグランドチャンピオンシップス、その後は世界選手権が待ち受けている。「今日よりもっと良くなる。楽しみ」と朗らかに笑った。
(THE ANSWER編集部)