[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

週何回の筋トレが適切? 「2日」か「3日」か、最短で筋肉をつける“現実的プラン”

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお応えする。19限目のお題は「最も効率良く筋肉をつけるトレーニング頻度」について。

最も効率良く筋肉をつけるトレーニング頻度とは
最も効率良く筋肉をつけるトレーニング頻度とは

連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』19限目」

「THE ANSWER」の連載「骨格筋評論家・バズーカ岡田の『最強の筋肉ゼミ』」。現役ボディビルダーであり、「バズーカ岡田」の異名でメディアでも活躍する岡田隆氏(日体大准教授)が日本の男女の“ボディメイクの悩み”に熱くお応えする。19限目のお題は「最も効率良く筋肉をつけるトレーニング頻度」について。

 ◇ ◇ ◇

 Q.トレーニングするからには、効率良く筋肉をつけたいです。週何回のトレーニングが適切ですか?

 筋肉は激しいトレーニングによって傷ついた筋繊維が、回復・修復する時に成長します。「毎日、やればやるほど筋肉がデカくなる」のではなく、回復するための期間を設けることが、効率良く筋肉をつける大事なポイント。ですから、筋肉の回復時間から逆算して、何日間トレーニングすれば良いかを考えます。単位は1週間でも10日単位でもなんでも良いですが、まずは普通の人間の基本的な単位である1週間で考えてみましょう。

 例えば、トップクラスのボディビルダーは、1部位につき1週間に1回の頻度でトレーニングします。「え、たったの1回!?」と思われたかもしれませんが、回復に1週間の時間が必要なほど、ハードなトレーニングを行っているからです。彼らは最高の技術、最強のメンタルをもって、2時間なら2時間、一つの筋肉に集中し、徹底的に追い込む。そうやって、ものすごく時間をかけて、一つの筋肉をあらゆる角度からトレーニングしています。

 また、1部位にかける時間が長いため、1日に2部位、3部位と出来ないという事情もあります。そのため、腕、肩、胸、尻、脚を、それぞれ1週間に1回トレーニングするのが現実的なプランになります。

 ……とまぁ、これはあくまでもトップレベルのボディビルダーの話。一般的には、筋肉が修復・回復するまでには48~72時間かかるというのが目安。ですから、ジムトレならば、週に2~3日のトレーニングが適切でしょう。ただし「週2~3回ジムに行けば良い」のではなく、「同じ部位を週2~3回刺激する」という意味です。例えば、上半身の日、下半身の日と分けるならば、週4~6日、ジムに行くということになります。

1 2

岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集