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「スキマ時間」で筋肉は変わる 「バズーカ岡田」はどう“あの肉体”を保っているのか

日本初のボディビルダーは就寝時、布団の上にバーベルを置いていた

 私のように日常的にジムで1.5時間のトレーニングを行う人にとっては、30分のトレーニングは焼け石に水の感覚です。ですから昔は、1.5時間確保できないならばトレーニングをする意味はないとまで思っていました。ところが、時間を確保できない日があまりに続くと、そうも言っていられなくなります。

 そこで、私も気持ちを切り替えました。30分では100点満点の効果はないかもしれない。でも、ゼロではない。トレーニング効果がほんの少しでもあるならば、焼け石が鎮火するまで、日々、30分ずつでも水をかけ続けるしかないのです。

 また、時間のない人は、ジムの往復の時間や着替えの時間も惜しいもの。なるべく身近にトレーニング環境を作ることも重要です。私の場合は、自宅のベランダにダンベルを置き、ジムに行けない日は30分~1時間でオールアウトできるようなプログラムを組み、トレーニングしています。日本初のボディビルダー、若木竹丸さんは、なんと就寝時は布団の上の胸の高さにバーベルを置き、尿意で目が覚めると、そのバーベルを挙げてからトイレに行ったそうです。

 運動不足の人やトレーニング初心者であれば、自宅でできる上、器具もいらない自重トレーニングがおすすめ。まずはスクワット、プッシュアップ、シットアップを30秒間、3セット、週5日続けましょう。もう少し余裕があるならば秒数や動作スピードを増やし、「これ以上はできない」というオールアウトに近い状態まで追い込みます。今よりもちょっといい体になりたいならば、このぐらいで十分。しかも、かかる時間は5分、10分。起床時、ランチタイムの後、帰宅後すぐなど、どんなに忙しい人でも、すき間時間にできるはずです。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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第1章 無敵の筋トレは食事に始まり食事に終わる
第2章 食べて絞る! 栄養で筋肉を仕上げる食事改革
第3章 筋肉を「盛る」、脂肪を「削る」ベスト食材
第4章 超実践的! 無敵の筋トレ食
第5章 それでもカラダが変わらない人へ
第6章 食事で変わる筋トレと人生の質

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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