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なぜ、あなたの腹は出ているのか 「腹だけ出る人」が逆に引き締めやすい理由

カッコいい体作りは「なぜ自分の腹が出てしまったのか」の直視から始まる

 最近ではダイエットのために米を抜く人が多いのですが、腹の脂肪を削るのであれば、炭水化物よりも脂質を減らすほうが手っ取り早い。かつ、筋肉の材料「必須アミノ酸」を豊富に含んだタンパク質を毎食摂ります。減量期は特に、鶏むね肉や白身魚に代表される高タンパク低脂肪のタンパク源がベスト。ハンバーグなど加工品は脂質や糖質がたっぷり含まれている可能性があるので注意しましょう。

 そして、揚げ物は極力減らし、茹でる、蒸す、焼く、電子レンジでの加熱を中心とした調理法を心がけます。脂質を摂りすぎるとどんどん腹に脂肪が蓄積されるので、ドレッシングやマヨネーズの使い過ぎも禁物です。その上で、減量を早く進めたい場合は、夜だけ炭水化物を抜くのもいいでしょう。

 運動はお腹をギュッギュッと絞る、ツイスト系の腹筋運動を持続的に。シットアップよりも有酸素運動としての効果が期待でき、運動経験のない人も簡単に始められます。ゆっくり長く続けたり、スピーディにやって体を追い込んだりと変化をつけながら行うといいでしょう。

 また、ウエストのサイズ計測を習慣にすると、モチベーションアップにつながります。実はウエストサイズの減少は体脂肪の減少の表れ。ベルトの穴もわかりやすい目安になります。腹がスッキリしている人は見栄えだけでなく、メタボリックシンドロームのリスクも少なく、健康的である証です。またへそから指2本分横に離れた位置のぜい肉を上下から挟むようにつまみ、皮下脂肪の厚みを確認する。この厚みが減っていくことは、体脂肪の除去を示すのでこれも有効です。

 カッコいい体作りは、なぜ自分の腹が出てしまったのか? を直視することから始まります。年々、膨らんでいく腹を見たくない気持ちもわかりますが、そこから目を背けたら終わりです。腹の脂肪は1か月程度で、ダイエットの成果を実感できます。憧れのシックスパックを目指し、自分自身に喝を入れて、ボディメークに励んでください。

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岡田 隆

1980年、愛知県生まれ。日体大准教授、柔道全日本男子チーム体力強化部門長、理学療法士。16年リオデジャネイロ五輪では、柔道7階級のメダル制覇に貢献。大学で教鞭を執りつつ、骨格筋評論家として「バズーカ岡田」の異名でテレビ、雑誌などメディアでも活躍。トレーニング科学からボディメーク、健康、ダイエットなど幅広いテーマで情報を発信する。また、現役ボディビルダーでもあり、2016年に日本社会人ボディビル選手権大会で優勝。「つけたいところに最速で筋肉をつける技術」「HIIT 体脂肪が落ちる最強トレーニング」(ともにサンマーク出版)他、著書多数。バズーカ岡田公式サイトhttps://bazooka-okada.jp/

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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