朝、シャキッと目が覚めない人の原因 夜の「入浴」で睡眠の質を良くする方法とは
自律神経の働きを向上させる方法は「運動」と「入浴」
自律神経の働きは自分の意思でコントロールすることはできません。しかし、体を動かすことで副交感神経から交感神経優位に切り替えることは、可能です。そこで、今回は短時間で交感神経にスイッチを入れる動的ストレッチを動画で紹介します。首や肩周りの小さな筋肉に始まり、徐々に体を大きく動かしていき、最後は足首、ふくらはぎから血液やリンパ液をポンプアップ。体液を全身に巡らすことで、頭も体もシャキッと目覚めさせましょう。
また、自律神経の働きを向上させるためには、日ごろからあえて寒暖差のある環境に身を置き、体を適応させることも大切です。最も有効な方法が、運動。軽く汗をかける程度の運動、例えば早歩きや、ジョギングを習慣にすると効果的です。
もう一つが入浴。特に、おすすめしたいのが「交代浴」という方法です。
交代浴は、文字通り、お湯と水の風呂に交互に入る方法。疲労回復効果が高く、アスリートも取り入れている入浴法です。ジムのスパやサウナで簡単にできますが、コロナ禍で外の施設は使いにくい、という方は自宅のお風呂で実践を。肩まで湯船に1~2分つかり、水のシャワーを足先に30~60秒あてる、を5~10セット繰り返します。
普段、シャワーだけで済ましている方は、汗をしっかりかける程度の時間、湯船につかるだけでも効果的です。睡眠の質もよくなるので、疲労感が抜け、毎日、仕事もはかどりますよ。
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)