「東京の星」の19歳日本人が快挙 サーフィン国際大会V 米紙「新しい王にふさわしい」
「東京五輪の星」にファンも称賛「この若者は東京でもそのサーフィンを見せつける」
サーフィンは昨年8月に決定した20年東京五輪の新競技の一つ。五十嵐は日本トップ選手の実力と米国育ちというキャラクターが脚光を浴び、「東京の星」として期待されてきた。
優勝の模様は「ワールド・サーフ・リーグ」の公式ツイッターが動画付きで紹介しており、「おめでとう! この若者は2020年に東京で行われる試合でもそのサーフィンを見せつけることになる。見事だ!」とファンから称賛の声が上がっていた。
一方、記事では本人が「(ライディング中は)優勝スピーチで何を言おうかだけをただ考えていた」とジョークを交えながら、大会について振り返ったことを紹介している。
「最初は全くもって不可能なことだと思っていたし、スタートからほとんど感情的になっていた。だけど、観客が今日はお前の日だぞ、今年はお前にとって最高の年になるぞ、と言っているのを耳にして目が覚めた。僕は、ただそれを信じようと。そしてそれを現実にすることができた」
地元のファンに感謝した五十嵐は「ハンティントンビーチを信用していた。運が味方することも信じていたし、波がやってくることもわかっていた」とも語り、US初優勝を喜んだという。
自国開催で盛り上がりが高まる東京五輪でメダル獲得も視野に入る19歳。その注目は日本のみならず、世界でも高まっていきそうだ。