「東京の星」の19歳日本人が快挙 サーフィン国際大会V 米紙「新しい王にふさわしい」
サーフィンの国際大会「USオープン」が6日(日本時間7日)に米カリフォルニアで行われ、日本の五十嵐カノアが初優勝を飾った。世界的に権威ある大会で快挙を達成し、20年から新競技に採用された東京五輪の星として期待される19歳に地元の米メディアも注目。地元紙「ロサンゼルスタイムズ」が「新しい王を招き入れるのには完璧なタイミングだ」と次世代のキングとして称賛している。
19歳五十嵐カノアがUSオープン初優勝、地元紙も称賛「新しい王を招く完璧なタイミング」
サーフィンの国際大会「USオープン」が6日(日本時間7日)に米カリフォルニアで行われ、日本の五十嵐カノアが初優勝を飾った。世界的に権威ある大会で快挙を達成し、20年から新競技に採用された東京五輪の星として期待される19歳に地元の米メディアも注目。地元紙「ロサンゼルスタイムズ」が「新しい王を招き入れるのには完璧なタイミングだ」と次世代のキングとして称賛している。
五十嵐は初めて決勝進出し、キレのあるライディングを披露。日本人の両親とともに幼少期に移り住んだ“地元”のカリフォルニアのファンを沸かせ、10点満点で9.63点をマーク。見事に初優勝を果たした。
世界のトップ選手が集まった大会で日本の19歳が優勝する快挙。これを受け、米メディアから大きな脚光を浴びることになった。ロサンゼルスタイムズは「ハンティントンビーチで五十嵐がUSオープン男子で優勝を勝ち取る」と特集している。
記事では「キング・ケリー、わきへ寄れ。カノアのために道を開けろ!」とセンセーショナルに記し、世界サーフィンリーグチャンピオンシップツアー(CT)で11度の優勝を果たしている45歳のケリー・スレーターは45歳が足の負傷でシーズンを離脱していることを紹介。その上で19歳の青年をこのように称賛している。
「新しい王を招き入れるのには完璧なタイミングだ。五十嵐カノアが、その座にふさわしい偉業をやってのけた」
五十嵐はサーフィン界の帝王に代わり、次世代のキングにふさわしい人間であるとつづり、現在プロ2年目、世界ランキング29位であることも伝えている。