79.2km走ってタイム差「0」 パラ自転車の大逆転劇が凄い「こんな結末見たことある?」
東京パラリンピックの自転車競技で大逆転劇が起き、海外ファンを興奮させている。79.2キロの長距離レースだったが、ラスト300メートルであった絶望的な差をひっくり返し、1、2位が入れ替わった。実際のレース映像を大会公式インスタグラムが公開。「こんなにドラマティックなフィニッシュを見たことある?」と脚光を浴びせている。
ラスト50メートルで並びかけ、ぎりぎりで逆転
東京パラリンピックの自転車競技で大逆転劇が起き、海外ファンを興奮させている。79.2キロの長距離レースだったが、ラスト300メートルであった絶望的な差をひっくり返し、1、2位が入れ替わった。実際のレース映像を大会公式インスタグラムが公開。「こんなにドラマティックなフィニッシュを見たことある?」と脚光を浴びせている。
世紀の大逆転だ。逃げ切りを図るロイク・ベルニョ(フランス)を懸命に追いかけるミトチ・ファリゼ(オランダ)。残り300メートル地点でもまだ10メートル以上の差がある。優勝は決まりか、と思われたが、ファリゼはあきらめていなかった。懸命に腕の力を振り絞ってラストスパート。じわじわと差をつめると、残り50メートル付近で並びかけ、最後はほぼ並ぶような格好でゴール。わずかにファリゼが前に出ていた。
両手を高々と掲げ歓喜。タイム差は「0」という大接戦だった。79.2キロを走り抜いたラストでのこのわずかの差。大会公式では「これを見て! こんなにもドラマティックなフィニッシュを見たことある? ミトチ・ファリゼ…なんという王者なんだ!」と興奮気味に勝者をたたえていた。
これに海外ファンも興奮。「とてつもない」「まさしく信念と自信」「ブラボー」「素晴らしい。両選手を称えたい」「どちらの選手にも金メダルをあげたい」と勝者のみならず、銀メダルだったベルニョにも拍手が送られている。
(THE ANSWER編集部)