米国代表選手が紹介「どう回復しているかお見せします」

　東京パラリンピックで日本が準決勝進出を決め、盛り上がる車いすラグビー。激しくぶつかり合う競技を戦う選手の疲労回復マシンが反響を呼んでいる。米国代表の男子選手が「東京ヒトデ」と命名し、インスタグラムに投稿した写真に驚きの声が上がっている。

　驚きの写真を投稿したのは、米国代表のチャック・アオキだ。室内の床に座ったアオキ。その全身が大きな黒のウェアに包まれている。顔もマスクをつけており、露出しているのは鼻から頭だけ。腹あたりにあるコードは電子機器につながっている。

　予選リーグの真っ最中に投稿した写真には「自分たちがどのように長い一日から回復しているか、皆さんに少しお見せしようと思います」と紹介。「『東京ヒトデ』です！」と命名した上で、その効果を伝えている。

「各ハイパーライススリーブが四肢を締め付け、血流を促して回復を助けます。少し間抜けに見えるけど、効果があります！」と説明。大会中に多くの応援メッセージが届いたことに感謝している。

　投稿には「見たとき一瞬、目を疑ったよ……」「イケてる！」「シェアありがとう！」「これ全身バージョンあるんだ」「これ今すぐ欲しい！」「興味深いな」「いい試合だった！」などと反響が続々と寄せられていた。

　車いすラグビーは激しくぶつかり合い、休みなくコートを走り続ける過酷な競技。その裏で、各国の疲労回復法も工夫が凝らされている。予選1位で準決勝進出を決めている米国は今日28日午後5時30分からオーストラリアと激突する。