田中希実の“去り際の絶叫”が話題 感謝を伝える一礼が「日本人として清々しい」【東京五輪名珍場面】
東京五輪が閉幕し、24日からパラリンピックが開幕する。日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得。パラリンピックへ“熱”を繋ぐべく、競技場内外で生まれた五輪17日間の名珍場面を回顧する。今回は陸上女子1500メートル8位入賞した田中希実(豊田自動織機TC)のレース後の絶叫。陸上ファンにおなじみのルーティンが話題になった。
24日開幕のパラリンピックへ、東京五輪をプレーバック
東京五輪が閉幕し、24日からパラリンピックが開幕する。日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得。パラリンピックへ“熱”を繋ぐべく、競技場内外で生まれた五輪17日間の名珍場面を回顧する。今回は陸上女子1500メートル8位入賞した田中希実(豊田自動織機TC)のレース後の絶叫。陸上ファンにおなじみのルーティンが話題になった。
6日に行われた女子1500メートル決勝。田中は世界の強豪と渡り合い、3分59秒95の8位で駆け抜けた。この種目で日本勢初となる入賞。アフリカ勢が強さを発揮する中距離において歴史的快挙をやってのけた。走りもさることながら話題になったのは、レース後のひと幕。トラックを去る際に突然、大きな声を張り上げた。
「ありがとうございましたー!」
合わせてトラックに向かい、深々と一礼。感謝を示すと、スタンドから受け取った日の丸を手にして誇らしげにポーズを取った。陸上ファンにとってはおなじみの光景だったが、初めて見たスポーツファンも多く、ネット上で話題に。「どんだけ礼儀正しいんだ」「清々しさ。ぐっときました」「一気にファンになった」「素敵な人だな」「日本人として清々しい」などの声が寄せられていた。
日本の陸上中距離界の歴史を次々と塗り替える田中は、五輪後初レースとなった20日のミドルディスタンス・サーキット大阪大会の1000メートル2分37秒72で19年ぶりに日本記録を更新。自身3種目めの日本記録を樹立し、3年後のパリ五輪へ向け、さらに期待が高まった。
(THE ANSWER編集部)