大野将平、連覇直後に一瞬映った敗者への称賛サイン SNSで話題に「写真にして売って」【東京五輪名珍場面】
東京五輪は8日に閉幕し、24日からパラリンピックが開幕する。日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得し、コロナ禍でも盛り上がりを見せた。パラリンピックへ“熱”を繋ぐべく、競技場内外で生まれた五輪17日間の名珍場面を回顧する。今回は7月26日、柔道の男子73キロ級で連覇を果たした大野将平(旭化成)。決勝での激闘を終えると、相手へサムアップポーズも見せていた。健闘を称え合ったシーンには「写真にして売ってほしい」などと反響が寄せられていた。
24日開幕パラリンピックへ、東京五輪をプレーバック
東京五輪は8日に閉幕し、24日からパラリンピックが開幕する。日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得し、コロナ禍でも盛り上がりを見せた。パラリンピックへ“熱”を繋ぐべく、競技場内外で生まれた五輪17日間の名珍場面を回顧する。今回は7月26日、柔道の男子73キロ級で連覇を果たした大野将平(旭化成)。決勝での激闘を終えると、相手へサムアップポーズも見せていた。健闘を称え合ったシーンには「写真にして売ってほしい」などと反響が寄せられていた。
決勝はラシャ・シャフダトゥアシビリ(ジョージア)との対戦。大野は支釣込足で技ありを奪い、五輪連覇を達成した。9分26秒の激闘。主審が大野の勝利を告げて一礼すると、敗れたシャフダトゥアシビリが両手を前に差し出して歩み寄る。大野も応じ、畳の中央で強く抱き合った。体を離し、顔を向き合った場面だ。大野は一瞬、右手の親指を立ててサムアップポーズを作った。最後に手を握り、ゆっくりと場外へ向かっていった。
勝者と敗者が見せたシーンには、ツイッター上の日本人ファンも反応。「大野が親指を立てて相手をたたえた。良いシーンだ。写真にして売ってほしい」「相手選手に対する気遣いやインタビュー、監督との抱擁、全部泣いた」「敗者を思いやる大野選手。技術だけはなく精神的にも王者ですね」「敗者を慮る如きの立ち居振る舞い、ほんと素晴らしいし、見習いたい」などと反響が寄せられていた。
今大会、日本は柔道で史上最多となる9個の金メダルを獲得。相手選手と健闘を称え合うシーンも多く見られた。24日に開幕するパラリンピックでも、他国の選手との交流シーンが見どころの一つとなる。
(THE ANSWER編集部)