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涙の15歳をみんなで称賛 女子スケボー感動のラストに海外注目「岡本を励ます」【東京五輪名珍場面】

東京五輪は8日の閉会式で幕を閉じた。日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得。コロナ禍の中でも、大きな盛り上がりを見せた。24日から開幕するパラリンピックへ“熱”を継続させるため、競技場の内外で様々なドラマが生まれたオリンピック17日間の名珍場面を連日回顧する。今回は新競技・スケートボードで生まれた感動シーンだ。15歳の岡本碧優(みすぐ)が惜しくも4位。演技後、他の選手たちが涙の岡本のもとへと近寄り、担ぎあげて健闘を称える場面があった。

スケートボード・女子パークで4位となった岡本碧優【写真:AP】
スケートボード・女子パークで4位となった岡本碧優【写真:AP】

東京五輪をプレーバック、岡本を担ぎ上げたライバル選手たちも話題に

 東京五輪は8日の閉会式で幕を閉じた。日本は史上最多となる計58個のメダルを獲得。コロナ禍の中でも、大きな盛り上がりを見せた。24日から開幕するパラリンピックへ“熱”を継続させるため、競技場の内外で様々なドラマが生まれたオリンピック17日間の名珍場面を連日回顧する。今回は新競技・スケートボードで生まれた感動シーンだ。15歳の岡本碧優(みすぐ)が惜しくも4位。演技後、他の選手たちが涙の岡本のもとへと近寄り、担ぎあげて健闘を称える場面があった。

 若き選手たちのスポーツマンシップが注目されていた。4日のスケートボード・女子パーク決勝。4位で最後の演技を迎えた岡本が、メダルを狙って果敢に挑んだ。華麗にボードを乗りこなしていたが、最後は転倒。あと一歩届かなかった。悔し涙を見せていた岡本を、笑顔にしたのはライバルたちだった。

 壁を上がってきた15歳に、各選手が続々と近寄って抱擁。そして、ポピー・オルセン(オーストラリア)とブライス・ウェットスタイン(米国)の2人が岡本を担ぎ、肩に乗せて演技を称賛したのだった。これに岡本は泣きながらも笑顔。ガッツポーズも見せていた。

 実際の映像を見たツイッター上の日本人からは「涙腺崩壊した」「オリンピック初泣き」などと投稿が寄せられていたが、米スポーツ専門局「ESPN」の豪州・ニュージーランド版の公式ツイッター「ESPNオーストラリア&ニュージーランド」もこの場面に注目していた。

 岡本が2人の肩に乗せられた写真を公開し、文面には「15歳のミスグ・オカモトが転倒し銅メダルを逃した瞬間、オーストラリアのポピー・オルセンと他の選手たちが彼女を持ち上げて、励ましました」と記載。美しい瞬間に脚光を浴びせていた。

 この種目は19歳の四十住(よそずみ)さくらが金メダル、12歳の開心那(ひらき・ここな)が銀メダルを獲得。日本勢の活躍が目立ったが、岡本と他の選手が作り出したシーンも話題となっていた。24日からは世界のアスリートが再び集まり、パラリンピックが開幕するが、各国選手の活躍に期待したい。

(THE ANSWER編集部)

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