19位鈴木「苦しいレース」 33位前田「1年延期で調整難しかった」 3選手がレース回想
東京五輪・女子マラソンは7日、一山麻緒(ワコール)が2時間30分13秒で、8位入賞。日本勢としては2004年アテネ五輪以来、17年ぶりの入賞を果たした。鈴木亜由子(日本郵政グループ)が2時間33分14秒で19位、前田穂南(天満屋)が2時間35分28秒で33位。優勝はペレス・ジェプチルチル(ケニア)で2時間27分20秒。日本の3選手がレースを振り返った。
東京五輪・女子マラソン
東京五輪・女子マラソンは7日、一山麻緒(ワコール)が2時間30分13秒で、8位入賞。日本勢としては2004年アテネ五輪以来、17年ぶりの入賞を果たした。鈴木亜由子(日本郵政グループ)が2時間33分14秒で19位、前田穂南(天満屋)が2時間35分28秒で33位。優勝はペレス・ジェプチルチル(ケニア)で2時間27分20秒。日本の3選手がレースを振り返った。
前日にスタート時間が1時間前倒しとなり、午前6時開始となった異例のレース。一山は30キロ過ぎまで先頭グループで快走したが、最後は優勝したジェプチルチル、銀のブリジット・コスゲイ(ケニア)らに離された。最後は両手をあげてフィニッシュ。レース後のインタビューでは「今日に向けてずっと頑張ってきた。世界の選手と一緒に走って、世界の方たちは暑くても強いなと思いました」と振り返った。
野口みずきさんら以来となる入賞。「9番よりは8番の方が嬉しかったので、最後は笑顔で手をあげて走りました」と笑顔。同じチームの大先輩・福士加代子の存在については「チームを引っ張ってくれて『私についてこい』という感じ。福士さんの背中があって今の私があると思う」と感謝した。
最後に「今日はテレビの前で応援してくださった皆さんありがとうございました。8位入賞という結果でしたが、悔いはありません。朝早くから応援ありがとうございました」とファンへメッセージを送った。
また19位だった鈴木は「あの……うん……苦しいレースではあったんですけど、42.195キロで出し尽くそうと思って、気持ちを切らさず走りました。(最後の追い上げは)出し尽くすというところは練習でイメージしてきた。リオの経験があったからこそ今日がありますし、私だけの力ではなくて支えてもらってゴールまで行きつくことができたと感謝しています」と悔しさを滲ませながらも、最後は前向きに振り返った。
33位の前田は「1年延期となって調整も難しい中だったのですが、最後まで走り切ることが出来て良かったと思います。自分のリズムをしっかり作っていこうと思って、しっかり走ろうと。後半は練習ができなかった部分も出たかなというのもありました。1年延期となってコンディション、モチベーションを保つのは難しかったんですが、無事に大会に出られたことは良かったと思います」と冷静に分析していた。
(THE ANSWER編集部)