痛恨バトンミスのリレー侍 桐生「受け止めて変えないと」山縣「勝負に行った結果」
東京五輪は6日、陸上男子400メートルリレー決勝が行われ、多田修平(住友電工)、山縣亮太(セイコー)、桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)の順で臨んだ日本は1走でバトンミス。走り終えることなく失格となり、16年リオ五輪に続くメダル獲得を逃した。
東京五輪“リレー侍”は強敵に届かず
東京五輪は6日、陸上男子400メートルリレー決勝が行われ、多田修平(住友電工)、山縣亮太(セイコー)、桐生祥秀(日本生命)、小池祐貴(住友電工)の順で臨んだ日本は1走でバトンミス。走り終えることなく失格となり、16年リオ五輪に続くメダル獲得を逃した。
お家芸のバトンワークで痛恨のミスが出た。大外9レーンで1走の多田がスタート。良い走りを見せていたが、2走の山縣へのバトンパスが上手くいかず。多田はバトンを持ったまま失速してしまった。桐生と小池は走ることなく、競技を終えた。
日本は予選で38秒16の1組3着。安全にバトンを渡す作戦をとったこともあり、決勝進出した8か国の中では最下位のタイムだった。米国が予選敗退する波乱の中、迎えた決勝。銀メダルだったリオに続く2大会連続の表彰台を狙ったが、思わぬ形でレースを終えた。
山縣、多田、小池は男子100メートルで予選通過することはできず。桐生は右アキレス腱痛を抱えて出場した6月の日本選手権の決勝で5着に終わり、個人での代表入りを逃していた。
競技を終え、4選手のテレビインタビューでのコメントは以下の通り。
多田「バトンミスなので、原因というのがまだ分からないが、見直して解決していきたいと思います」
山縣「しっかり目標を達成するためには攻めのバトンをしようとみんなで話し合って、勝負に行った結果だと思います。前回の結果があって今回は金メダルを目指した。いろんな人がいろんな想いで今回の五輪に準備した。後悔がないように勝負に行こうというところで残念な結果になった。僕も感謝したい」
桐生「攻めてこうなった結果ですし、世界とリレーでも個人でも離されているのは記録でも結果でも残っている。それを受け止めて、個人は変えていかないといけない。バトンは渡らなかったが、東京五輪を目指してこの7~8年間をやってきた。いろんな方に感謝したい」
小池「本当に優勝を目指して行くには攻めたバトンで繋げば行けるという気持ちで決勝に臨んだ。その結果なので仕方ないところもあるかもしれないけど、これを本当に無駄にしないように、これで失敗したからってこれから守りに入るのではなくて、いつか今回目指した金メダルと達成できるように頑張りたい」
(THE ANSWER編集部)