米識者が日本の階段で混乱 “波にぶつかった”理由に納得「5日目まで気付かなかった」
東京五輪を取材する海外レポーターは、様々な形で日本文化に触れている。そんな中、階段を移動する際に、混乱してしまった人もいたようだ。米紙「USAトゥデー」は、レポーターのクリス・ブンバカ氏が体験したことを記事で伝えている。
東京五輪の取材中、移動時に感じた違和感をレポート
東京五輪を取材する海外レポーターは、様々な形で日本文化に触れている。そんな中、階段を移動する際に、混乱してしまった人もいたようだ。米紙「USAトゥデー」は、レポーターのクリス・ブンバカ氏が体験したことを記事で伝えている。
同紙は、「USAトゥデーのジャーナリストたちとともに東京五輪の舞台裏に迫る」との見出しで記事を掲載。「日本の階段の厄介者」の項目では、ブンバカ氏が階段を移動する際に感じたことを紹介している。
東京アクアティクスセンターで、競泳を取材していたという同氏。会場内の階段について「自分は周りの人を追い越しながら階段を下っていた。すると、登る人たちの波に向かって行く形になり、初めてではなかったので『みんな何してるの?』と思った」と伝えている。
不思議に思いつつも理由が分からなかったという同氏。「それでサインを見たのだ。矢印は左側だった。右側は“no”の意味を示す印だった」。会場の階段は左側通行となっていることを知らず、右側を通った時に流れに逆らってしまっていたようだ。
「5日目まで気付かなかった。日本では、左車線を運転する」と納得した様子のブンバカ氏。米国では自動車が右側車線を通行するが、日本はその逆。駅などでも、進行方向によって通行する場所が分けられていることが多い。ブンバカ氏は決まり事に慣れようと心がけているようで「自分にとって自然なことを崩すよう最善を尽くすつもり。ここで私が車を運転しない予定なのは良かった」とつづっていた。
(THE ANSWER編集部)