スケートボード・女子パーク決勝

　東京五輪の新競技、スケートボード・女子パーク決勝が4日に行われ、19歳四十住（よそずみ）さくらが60.09点で金メダル。夏季五輪史上最年少日本代表の12歳開心那（ひらき・ここな）が58.05点で銀。15歳岡本碧優（みすぐ）は53.58点で4位。母親が日本人の13歳スカイ・ブラウン（英国）が56.47点で銅メダルだった。日本のティーンエイジャーの快挙に海外記者からも続々賛辞が上がっている。

　予選で4位だった四十住は1本目に60.09点をマーク。他を寄せ付けなかった。12歳の開も1本目に会心の滑りで58.05点をたたき出し、四十住には及ばずも銀メダル。予選1位の岡本は惜しくも表彰台を逃した。

　スケボーでは女子ストリートで13歳の西矢椛（もみじ）が金メダル。16歳の中山楓奈が銅メダルだった。

　西矢は92年バルセロナ大会、競泳女子200メートル平泳ぎの岩崎恭子さん（14歳6日）の記録を塗り替え、日本史上最年少メダリストとなっていたが、この日12歳の開が更新した。

　日本勢がやってのけた快挙にツイッター上の海外記者も称賛を送っている。

　英衛星放送「ユーロスポーツ」のキャスター、オーラ・チェンナウイ氏は「銅メダルにスカイ・ブラウン、金メダルがヨゾズミ。そして12歳のヒラキが準優勝。なんというファイナルだったんだ！　パークスケートボードが見せてくれたものに感謝」と興奮気味につづれば、米スポーツ専門局「NBCスポーツ」のトッド・ハリス記者も「ハロージャパン！　スケートボードを支配」と続いた。

　米紙「ワシントンポスト」のミッチェル・イェ・ヒー・リー記者も「サクラ・ヨソズミとココナ・ヒラキがそれぞれ金銀獲得。日本は五輪の新競技で本当に圧倒している。ここまで3つのスケートボードの競技で日本は全て金メダルを獲得している」と拍手を送り、「AFP」の香港支局長のジェローム・テイラー氏も「サクラ・ヨソズミが金メダル、ココナ・ヒラキが銀メダルで、日本は確固たるワンツーフィニッシュ」と速報している。