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2冠の橋本大輝、鉄棒は着地完璧「止まって良かった」 内村航平へ「追い越せるように」

東京五輪は3日、体操・男子種目別鉄棒が有明体操競技場で行われ、19歳の橋本大輝(順大)が15.066点で金メダルを獲得した。個人総合との2冠を達成。団体総合の銀と合わせ、メダルは3つ目となった。表彰式後のインタビューでは「最後は着地勝負になると思った。止まって良かった」と振り返った。

男子種目別鉄棒で演技を終え、両腕を突き上げてガッツポーズする橋本大輝【写真:Getty Images】
男子種目別鉄棒で演技を終え、両腕を突き上げてガッツポーズする橋本大輝【写真:Getty Images】

東京五輪・男子種目別鉄棒

 東京五輪は3日、体操・男子種目別鉄棒が有明体操競技場で行われ、19歳の橋本大輝(順大)が15.066点で金メダルを獲得した。個人総合との2冠を達成。団体総合の銀と合わせ、メダルは3つ目となった。表彰式後のインタビューでは「最後は着地勝負になると思った。止まって良かった」と振り返った。

 7番目に登場した橋本は、G難度のカッシーナ、E難度のコールマンと離れ技で美しく高さを出し、最後の着地もピタリと決めた。会心の演技で会場が大きな拍手に包まれる中、両腕を突き上げてガッツポーズ。15.066点を獲得し、この時点でトップに立った。

 最終演技者のドゥーロー(オランダ)が12.266点に終わり、橋本の金メダルが決定。周囲と喜びを分かち合った。表彰台で笑顔も見せた橋本は、テレビインタビューで「最後は着地勝負になると思った。気持ちを引き締めて止めに行って、最後は止まってよかった」と語った。

 種目別鉄棒の金メダルは、日本人選手では1984年ロサンゼルス大会の森末慎二氏以来、37年ぶりの快挙だった。表彰台での思いについては「マスクしていたが、結構歌っていた。それが伝わってればいいなと」「演技だけじゃなくて、国歌とかでも代表としての誇りを持ってやっていこうと思っていた」と語った。

 長年日本の体操界を牽引してきた内村航平への思いについては「航平さんを目標にしてやってきた。間違いなくこの場にいたら金メダルを取ってくれると思う。早く追いついて、追い越せるようにしたい」と語った。

【体操・種目別鉄棒 最終結果】

1位 橋本大輝(日本) 15.066
2位 ティン・スルビッチ(クロアチア) 14.900
3位 ニキータ・ナゴルニー(ROC) 14.533
4位 ブロディ・マローン(米国) 14.200
5位 タイソン・ブル(オーストラリア) 12.466
6位 北園丈琉(日本) 12.333
7位 バート・ドゥーロー(オランダ) 12.266
8位 ミラド・カリミ(カザフスタン) 11.266

(THE ANSWER編集部)

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