井上尚弥、金メダルの入江聖奈を祝福「日本女子初の快挙に心からお祝い申し上げます」
東京五輪のボクシングは3日、女子フェザー級決勝で入江聖奈(いりえ・せな、日体大)が2019年世界選手権女王ネスティ・ペテシオ(フィリピン)に勝利し、日本女子初の金メダルを獲得した。プロボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)も、所属ジムを通じて「夢舞台での金メダル、日本女子選手初の快挙に心からお祝い申し上げます」と祝福している。
東京五輪・女子フェザー級決勝で入江が金メダルを獲得
東京五輪のボクシングは3日、女子フェザー級決勝で入江聖奈(いりえ・せな、日体大)が2019年世界選手権女王ネスティ・ペテシオ(フィリピン)に勝利し、日本女子初の金メダルを獲得した。プロボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)も、所属ジムを通じて「夢舞台での金メダル、日本女子選手初の快挙に心からお祝い申し上げます」と祝福している。
日本ボクシング界が誇るモンスターも、女子初の快挙を祝福した。入江は第1ラウンド(R)からリズムをつかみ、5人のジャッジ全員の支持を得る。第2Rはペテシオの攻勢を受け、ポイントを奪われた。運命の第3Rは両者の意地が激突。激しく打ち合った。判定で金メダルが決まると、入江は跳び上がって喜んだ。そして歓喜の涙を流した。
大橋ジム公式ツイッターは、金メダルを祝う井上のコメントを発表。「入江聖奈選手、金メダル獲得おめでとうございます! 僕もロンドン五輪を目指していた身として、アマチュアボクシングのレベルの高さと厳しさを肌で感じました。夢舞台での金メダル、日本女子選手初の快挙に心からお祝い申し上げます。 井上尚弥」とつづられている。
20歳の入江は鳥取県米子市出身。日体大の3年。中学時は陸上部。米子西高からボクシングに専念し、3年時には世界ユース選手権で銅メダル獲得。日体大進学後は19年の世界選手権に出場。この日拳を交えたペテシオに敗れ、8強だった。
日本勢は女子フライ級の並木月海(自衛隊)も銅メダル以上を確定させており、4日には準決勝に挑む。男子フライ級でもこの日の午前中に田中亮明(中京高教諭)が準々決勝に勝利。3位決定戦がないため銅メダル以上を確定させている。
(THE ANSWER編集部)