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日本柔道、史上最多金メダル9個で幕 新種目の混合団体は銀、フランスに敗れる

東京五輪は31日、柔道の新種目・男女混合団体が日本武道館で行われ、決勝で日本がフランスに1-4で敗れ、金メダルを逃した。これで柔道は全日程が終了。日本勢は史上最多の金メダル9個で幕を閉じた。3位決定戦で勝利したドイツとイスラエルが銅メダル。

個人戦では金メダルを獲得した、柔道日本代表の(左から)新井千鶴、大野将平、素根輝【写真:AP,Getty Images】
個人戦では金メダルを獲得した、柔道日本代表の(左から)新井千鶴、大野将平、素根輝【写真:AP,Getty Images】

東京五輪・柔道男女混合団体

 東京五輪は31日、柔道の新種目・男女混合団体が日本武道館で行われ、決勝で日本がフランスに1-4で敗れ、金メダルを逃した。これで柔道は全日程が終了。日本勢は史上最多の金メダル9個で幕を閉じた。3位決定戦で勝利したドイツとイスラエルが銅メダル。

 女子70キロ級、日本の先陣を切ったのは新井千鶴。女子63キロ級の金メダリスト、クラリス・アグベニェヌと対戦したが、先に技ありを取られて、残り29秒でも技ありを取られて合わせ技一本。フランス先勝を許した。続けて行われた男子90キロ級では向翔一郎が登場。アクセル・クレルジェを相手に、延長戦の末に一本負け。2連敗となった。

 流れを変えたい日本は、3人目として女子70キロ超級で素根輝が出場。ロマヌ・ディコとの対戦となった。残り約1分30秒のところで、素根が大内刈で技ありを奪取。その後、寝技に持ち込み合わせ技一本とし、日本に初勝利をもたらした。

 日本の男子90キロ超級はウルフ・アロン。個人で4大会連続メダルを獲得している名手テディ・リネールと対戦した。延長戦にもつれ込むも、最後はリネールの内股が決まった。後がなくなった日本は、女子57キロ級に芳田司が出陣。先にサラレオニー・シシケが技ありを奪い、そのまま逃げ切られた。

 日本はこの種目、準々決勝から登場。初戦のドイツ戦では1人目の阿部詩、2人目の大野将平と金メダリストが続けて敗れる波乱があったものの、そこから4連勝で逆転勝ち。準決勝ではロシア・オリンピック委員会(ROC)を4連勝と圧倒して決勝進出を決めていた。

 柔道はここまで、日本勢は24日の男子60キロ級で金メダルを獲得した高藤直寿から、男女通じて8日連続、計9個の金メダルを獲得していた。これまでの最多は04年アテネ五輪の8個。最終日に1つ上乗せは出来なかったが、自国開催で力を見せつけた。

【東京五輪・柔道日本代表の金メダル】

 ・男子60キロ級 高藤直寿
 ・女子52キロ級 阿部詩
 ・男子66キロ級 阿部一二三
 ・男子73キロ級 大野将平
 ・男子81キロ級 永瀬貴規
 ・女子70キロ級 新井千鶴
 ・男子100キロ級 ウルフ・アロン
 ・女子78キロ級 浜田尚里
 ・女子78キロ超級 素根輝

(THE ANSWER編集部)

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