上野由岐子、両親も感無量 父「大きな贈り物」 母「凄く苦しかっただろうな」
東京五輪のソフトボール世界ランク2位の日本は27日、決勝(神奈川・横浜スタジアム)で同1位の米国を2-0で下し、2008年北京五輪に続く実施2大会連続の金メダルを獲得した。39歳の上野由岐子は今大会4度目の先発で5回0/3を無失点。一度交代した後に最終7回にも再登板し、3者凡退に抑えた。24年パリ五輪は実施されない中で永遠のライバルを倒し、再び世界一の座を手にした。
ソフトボール決勝、日本VS米国のライバル対決
東京五輪のソフトボール世界ランク2位の日本は27日、決勝(神奈川・横浜スタジアム)で同1位の米国を2-0で下し、2008年北京五輪に続く実施2大会連続の金メダルを獲得した。39歳の上野由岐子は今大会4度目の先発で5回0/3を無失点。一度交代した後に最終7回にも再登板し、3者凡退に抑えた。24年パリ五輪は実施されない中で永遠のライバルを倒し、再び世界一の座を手にした。
上野は先発で5回まで無失点。再び出場できる「リエントリー」で最終7回に再登板すると、最後の打者を捕邪飛に抑え、米国打線を3者凡退に切ってとった。優勝が決まった瞬間、選手たちは歓喜の輪を作った。4試合で389球。上野の両親はテレビインタビューに応じた。
父・正通さんは「本当に嬉しいです。本当に大きな贈り物をもらいました。もうここまで見せてくれたのが一番嬉しいですね」と感無量の様子。母・京都さんも「最高です。信じてました。凄く今まで苦しかっただろうなと思います。よくその苦しみを乗り越えて今日のマウンドに立ってくれたと思います。北京五輪でも初めて勝って泣いて、今回も勝って泣いた。ソフトボール人生で勝って泣いたのは今回で2回目。嬉しいです」と目を細め、愛娘を思いやった。
ソフトボールは、日本が金メダルを獲得した08年北京五輪以来3大会ぶりに五輪競技として実施。前回は上野が2日間413球を投げ抜く大車輪の活躍を見せ、悲願の金メダルを掴みとった。「上野の413球」と語り継がれた伝説の決勝から13年。優勝を夢に掲げ、39歳となってもエースに君臨する上野とともに2度目の金メダルを手にした。
(THE ANSWER編集部)