東京五輪ボクシングで“耳噛み”失格 海外メディア衝撃「タイソンの噛みつき彷彿」
東京五輪は27日、ボクシング男子ヘビー級で衝撃の事件が起きた。モロッコ人選手が、対戦相手のニュージーランド選手の耳に噛みつこうとした。幸い未遂に終わったが、まさかの場面の実際の映像をニュージーランドの記者が公開。海外メディアも「マイク・タイソンの悪名高い噛みつきを彷彿とさせた」と報じている。
モロッコ人ボクサーが突然の暴挙
東京五輪は27日、ボクシング男子ヘビー級で衝撃の事件が起きた。モロッコ人選手が、対戦相手のニュージーランド選手の耳に噛みつこうとした。幸い未遂に終わったが、まさかの場面の実際の映像をニュージーランドの記者が公開。海外メディアも「マイク・タイソンの悪名高い噛みつきを彷彿とさせた」と報じている。
ボクシングファンは伝説のタイソンの“耳噛み事件”を思い出したに違いない。赤のユニホームのユーネス・バーラ(モロッコ)は、青のユニホームをまとったデイヴィッド・ニカ(ニュージーランド)の耳に噛みつきにいった。幸いニカは首をひねって、咄嗟にかわしたため未遂に終わったが、目を疑うようなシーンだった。
実際の映像を、ニュージーランドのテレビ局「スリー」のニュース番組「ニュースハブ」の司会を務めるアンドリュー・グルディ氏が公式ツイッターで公開。「東京五輪で金メダルではなく、ソーシャルメディアでバズることが目標の選手なのが分かる確固たる証拠」と皮肉っている。
さらに英衛星放送「ユーロスポーツ」でも「『完全なる狂気』ボクサーのユーネス・バーラがデイヴィッド・ニカの耳を噛みちぎろうとする」との見出しで報じ、「モロッコのユーネス・バーラは、東京五輪のボクシングの試合中に相手の耳を噛もうとし、マイク・タイソンの悪名高い噛みつきを彷彿とさせた」と続けている。
試合は噛みつかれそうになったニカが5-0の判定勝ち。30日の準々決勝に駒を進めている。バーラはスポーツマンシップに反するとして、失格処分になった。
(THE ANSWER編集部)