サーフィン五十嵐カノア、銀メダルに涙「本当に悔しい」 家族の支えに感謝「一生ありがたい…」
東京五輪のサーフィン男子決勝が27日、千葉・釣ケ崎海岸で行われ、五十嵐カノア(木下グループ)が決勝でイタロ・フェヘイラ(ブラジル)に敗れ、銀メダルとなった。今大会から採用された新競技で惜しくも初代王者には届かなかった。
サーフィン男子決勝
東京五輪のサーフィン男子決勝が27日、千葉・釣ケ崎海岸で行われ、五十嵐カノア(木下グループ)が決勝でイタロ・フェヘイラ(ブラジル)に敗れ、銀メダルとなった。今大会から採用された新競技で惜しくも初代王者には届かなかった。
頂点には届かなかった。台風の影響で難しいコンディションの中、決勝は思うように技を出せなかった。一時はリードを奪うも、中盤以降は得点は伸ばせず逆転を許す展開。最後まで技に挑み続けたが、及ばなかった。それでも新競技で堂々の銀メダルだ。
当初は28日に行われる予定だった決勝が、台風の影響で1日前倒しとなった。27日は午前7時開始の準々決勝でコロア・アンディノ(米国)を破ると、準決勝ではプロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)1位のガブリエル・メディナ(ブラジル)に大逆転勝ちしていた。
銀メダル獲得後、五十嵐はTVインタビューで「本当に悔しい。特に金メダル獲りたかったので、(波で)チャンスが無かったのはすごく悔しい。このスポーツはそういうところもある。波に乗らないのと点数が出ない。みんなの応援で力凄く貰いました」と振り返った。
また家族への思いを問われると、思いがこみ上げたようで「やっぱりそうですね……。近くに家族もいて、小さい頃から……、サポートしてくれたことは一生ありがたい……と思います」と目を赤くして言葉を詰まらせた。
(THE ANSWER編集部)