日本がロシアに30-10で快勝発進で勝ち点5獲得 松島が日本史上初”ハットトリック”
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に東京スタジアムで開幕。日本は開幕戦をロシアと戦い、30-10で白星発進とした。前半はロシアに先制トライを許す苦しい立ち上がりとなったが、終了直前に松島がこの日2つ目のトライで逆転。田村がコンバージョンを決めて12-7で折り返すと、後半は日本が主導権を握る展開で勝利を掴み取った。WTB松島は3トライをあげ、史上初のハットトリックを達成。日本は計4トライでボーナスポイント1も含め、勝ち点5を獲得した。
ロシアに先制トライを許すも前半終了間際に逆転、後半にリード広げる
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に東京スタジアムで開幕。日本は開幕戦をロシアと戦い、30-10で白星発進とした。前半はロシアに先制トライを許す苦しい立ち上がりとなったが、終了直前に松島がこの日2つ目のトライで逆転。田村がコンバージョンを決めて12-7で折り返すと、後半は日本が主導権を握る展開で勝利を掴み取った。WTB松島は3トライをあげ、史上初のハットトリックを達成。日本は計4トライでボーナスポイント1も含め、勝ち点5を獲得した。
前半の立ち上がりに苦しんだ日本は、4分にFBトゥポウのハイパント処理ミスから、ロシアのWTBゴロスニツキーに先制トライを許す。日本はその後もロシアのキック攻撃に苦しんだが、11分にWTB松島がゴール右にトライ。松島は34分にもゴール右隅にトライを試みたが、TMO(ビデオ判定)でノックオンと見なされ、ノートライとなった。だが、前半終了間際の38分に、中央から右に展開する攻撃で田村、中村とつないで、松島が今度は正真正銘の逆転トライ。田村もコンバージョンを決め、12-7で前半を終えた。
後半は開始早々から日本が攻め込む展開。43分に敵陣中央から田村がペナルティーゴールを決めてリードを広げる。すると、その3分後、ロシアの攻撃をタックルで止めに入ったFLラブスカフニがそのままボールを奪い取り、センターライン付近から独走トライ。田村のコンバージョンは外れたが、20-7とした。
後半開始10分過ぎからは、スクラムがロシアに押されたり、ラインアウトが乱れたり、日本は自陣ゴール手前での防戦を強いられる展開に。60分には日本がノットロールアウェーの反則を犯し、ロシアにペナルティーゴールを決められて20-10とされた。
ここで日本はLOトンプソン、SH田中のベテラン2選手を投入。直後に田村が敵陣10メートル付近からのペナルティーゴールを決めて23-10とし、試合の流れを受け渡さなかった。その後、日本はロシアのキックから速攻を仕掛け、途中出場のSO松田からのパスを受けた松島がゴール右にこの日3つ目のトライを決めて日本史上初の“ハットトリック”達成。松田のコンバージョンも決まり、30-10とリードを広げた。
試合後にインタビューに答えた松島は「個人的には有言実行できてよかった。チーム的には60分間くるしんだので、そこを修正してやっていきたい」と振り返り、ファンの歓声に応えていた。
(THE ANSWER編集部)