ラグビーW杯

　ラグビーワールドカップ（W杯）フランス大会は27日（日本時間28日）、3位決定戦が行われ、世界ランク5位イングランドが同7位アルゼンチンに26-23で勝利した。16年ぶりの3位とはならなかったアルゼンチンは、終盤に同点ペナルティーゴールを外した名手ニコラス・サンチェスが涙。大会公式日本語版アカウントが動画を公開。日本人ファンを「切ない…」「悔いが残るよね」ともらい泣きさせている。

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　屈強な男の頬を涙が伝った。ノーサイドとなったグラウンド。サンチェスは顔を歪め、涙に暮れた。仲間からも、イングランド選手たちからもハグ。下を向き、流れる涙を拭った。アルゼンチンは23-26の後半35分、敵陣左隅でペナルティーを獲得。角度のないところだったが、土壇場で同点を狙ってキックを選択した。しかし、わずかに左へ外れた。蹴ったのがサンチェスだった。

　涙の動画を公開した大会公式X（旧ツイッター）の日本語版アカウントは、「#ARG のレジェンド #ニコラス・サンチェス 選手が流した涙　過去最高位の3位にはあと一歩届かずも、後半驚異的な追い上げをみせたチームを率いました」と記して投稿。日本人ファンからはもらい泣きや労いの声が集まった。

「俺も泣いた」
「全く自分を責める必要はないよ」
「見てたらもらい泣き」
「自分を責めたら駄目よ。よく頑張ったよ」
「切ない…」
「悔いが残るよね」

　10月28日（同29日）の決勝では、前回王者・南アフリカとニュージーランドが対戦する。