ラグビーW杯の会場外で起きた出来事が話題

　ラグビーワールドカップ（W杯）フランス大会で史上最多4度目の優勝を目指すニュージーランド代表は、20日（日本時間21日）の準決勝でアルゼンチンと対戦する。サンドニのスタッド・ド・フランスでの一戦へ調整を進める中、フィールド外でのある行動が話題に。チーム一丸の姿に「オールブラックスは見事だ」「これだけの力があれば車を横転させられるぞ」など反響が広がっている。

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　屈強ボディを誇る世界トップクラスのラガーマンたちが、本気を出せばこんな力が出る。チームバスで移動中のちょっとしたアクシデントで、力を合わせたシーンが話題になった。

　停車している大型SUV車の横をチームバスが通過しようとした場面。今にもぶつかりそうなスレスレの距離だ。ここで“オールブラックス”の愛称で知られるニュージーランド代表の面々が登場。選手同士で話しながら車の下部に複数人で手をかけて持ち上げ、少しずつ移動。無事にバスが通れるようになると、選手たちは歓喜の雄叫びを上げていた。

　オールブラックスの公式X（旧ツイッター）は「フィールド内外でのチームワーク」との一文を添えて動画を投稿すると、海外ファンから称賛のコメントが相次いだ。

「一流だ」
「オールブラックスは見事だ」
「大好きだ」
「素晴らしいチームビルディング」
「堅実な仕事ぶりだ」
「ただただ素晴らしい！」
「ブラックスには簡単なことだ」
「さあ、これだけの力があれば車を横転させられるぞ。車がこのスクラムに勝った笑」

　英専門メディア「プラネット・ラグビー」もこの出来事について、「今日オールブラックスは、彼らのチームバスが方向転換するのをブロックしていたランドローバー・ディスカバリーを持ち上げて動かすという臨時のトレーニングを与えられた」と報道。NZ代表が持ち上げた「ランドローバー・ディカバリー」の車両重量はモデルによって異なるものの、メーカー公式サイトによれば2000キロを超える。2015年大会以来4度目の世界一を目指す中、フィールド外でも一丸となったチームワークを見せつけた。