ラグビーW杯フランス大会

　ラグビーワールドカップ（W杯）フランス大会で28日（日本時間29日）に行われたプールD第3戦で世界ランク13位の日本は同12位サモアに28-22で勝利した。この試合、話題になったのが日本の先制トライ直後、中継に映った一人の男性。両チームの得点が表示できる手作りヘッドギアを被り、日本の視聴者を釘付けにしたが、大会側もクローズアップした。海外ファンは「素晴らしいコスチュームだ！」と絶賛している。

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　前半13分。日本のFLピーター・ラブスカフニが先制トライを決めた直後だった。中継カメラがとらえたのは、恰幅の良い一人の海外ファン。ヘッドギアをつけているが、両側から手作りのスコアボードが掲出され、早くも日本側が「5」のスコアに。両国の国旗もつけ、頭を指差して決め顔をカメラに向けていた。この後も試合中に何度か映り、ネット上では「スコアボード仮装かわいい」「スコアボードおじさん面白すぎる」「スコアボードキャップほしい！」などの声が上がった。

　これに反応したのが、大会公式インスタグラム。「我々が必要としなかったヒーローだが、我々に相応しいヒーローだ」とユーモアたっぷりに称賛した。海外ファンからも「偉大な男だ」「最高だね」「素晴らしいコスチュームだ！」「面白すぎる」「スコアマンが大好きだ！」との声が続々。思い思いのスタイルで楽しめるのがスポーツ観戦の魅力であり、“スコアボードおじさん”はまさにそれを体現する人だった。