「判定の一貫性が注目される事件の1つだ」 日本戦の危険タックル一発レッド格上げに疑問の声
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は28日(日本時間29日)、プールD第3戦で世界ランク13位の日本が同12位サモアに28-22で勝利し、勝ち点4を獲得した。2大会連続の決勝トーナメント進出へ王手。サモアにとって痛恨だったのは後半7分、危険なタックルでWTBベン・ラムのレッドカード。TMOバンカーシステムでイエローから格上げされた。英紙は今大会における判定の一貫性のブレから疑問の声を上げている。
ラグビーW杯プールD
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は28日(日本時間29日)、プールD第3戦で世界ランク13位の日本が同12位サモアに28-22で勝利し、勝ち点4を獲得した。2大会連続の決勝トーナメント進出へ王手。サモアにとって痛恨だったのは後半7分、危険なタックルでWTBベン・ラムのレッドカード。TMOバンカーシステムでイエローから格上げされた。英紙は今大会における判定の一貫性のブレから疑問の声を上げている。
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日本が17-8とリードした後半6分。日本が右サイドを攻め込むと、ボールを受けた日本のFLピーター・ラブスカフニにタックルを仕掛けたベン・ラムがの左肩付近がラブスカフニの顔面に直撃。TMOバンカーシステムで一時退場となった。レッドカードに格上げされ、サモアは残りの時間を14人で戦うことを強いられた。
この場面について、英紙「インデペンデント」は「ベン・ラム、レッドカード:ラグビーワールドカップでなぜサモアのスターが日本戦で退場になったのか?」との見出しで解説。「レフェリーのジャコ・ペイパーは初めシンビンとしたが、バンカーシステムを使用しすぐにレッドカードにし、再審査した担当者はかなりの力で肩が頭に直接当たっており、イエローカードのままにするほど軽いものではないとした」と説明した。
一方で、ラムは今大会7枚目のレッドカードとなり、「今大会での審判の一貫性に注目をあてた事件の1つである」と指摘。「関係者の中での明らかな一貫性のなさは、開幕戦(フランス―ニュージーランド戦)を通して発生した頭部への接触がそれほど厳しく罰されなかったため、特にSNSで多くの人をイラつかせた」とし、これまでは同様の例でイエローカードにとどまってきたことから一貫性の観点から疑問を投げかけていた。
(THE ANSWER編集部)