「私を温かく迎えてくれた日本のおもてなしだ」 イングランドHCの胸に今も刻まれた日本の寛大さ
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は17日(日本時間18日)、プールD第2戦で世界ランク14位の日本は同6位イングランドに12-34で敗れ、今大会初黒星。イングランド相手にはこれで通算11戦全敗と、またも厚い壁に跳ね返された。日本の挑戦を退け、初戦に続く連勝を飾ったチームを率いたのは、かつて日本代表のコーチとして「ブライトンの奇跡」に貢献したスティーブ・ボースウィック・ヘッドコーチ(HC)。「最も重要な記憶は、私と家族を日本へと温かく迎えてくれた日本人のおもてなしの心」などと振り返った話を海外メディアが伝えている。
ラグビーW杯
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は17日(日本時間18日)、プールD第2戦で世界ランク14位の日本は同6位イングランドに12-34で敗れ、今大会初黒星。イングランド相手にはこれで通算11戦全敗と、またも厚い壁に跳ね返された。日本の挑戦を退け、初戦に続く連勝を飾ったチームを率いたのは、かつて日本代表のコーチとして「ブライトンの奇跡」に貢献したスティーブ・ボースウィック・ヘッドコーチ(HC)。「最も重要な記憶は、私と家族を日本へと温かく迎えてくれた日本人のおもてなしの心」などと振り返った話を海外メディアが伝えている。
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今回の対戦前、ボースウィックHCの日本での活動についての記事を掲載したのは、ニュージーランド専門メディア「ラグビーパス」。「スティーブ・ボースウィックは、山腹で行われた普通ではない日本ラグビー最初の経験の鮮やかな記憶を持ち続けている」と記し、2014年にボースウィックHCがコーチのキャリアを始めたこと、2015年ラグビーW杯に至るまでの間、日本のHCだったエディー・ジョーンズ氏を支えてきたことなどを紹介している。
記事では「有名なブライトンの奇跡へとつながった日本を助けていた時間」を振り返るボースウィックHCのコメントを紹介。「向こう(日本)での経験から私はかなりのことを学んだ」と語るボースウィックHCは「最も重要な記憶は、私と家族を日本へと温かく迎えてくれた日本人のおもてなしの心、寛大さ、親密さだ」と当時を回顧している。
日本代表については「選手たちは非常に懸命に努力し、日本のラグビーについてとても情熱を持っていた。素晴らしい場所だった」とし、日本の厳しい練習について振り返った。
「私が引っ越してから最初の合宿の1つで、私たちは夏に東京の外の山に登ったんだ。平らな地面は全てラグビーのピッチで、チームはその夏を通してそこでトレーニングしていた。山上のほうが少し涼しいからね」と菅平での合宿にも言及。「夏の真ん中、彼らはスキーリゾートに滞在し、選手たちはその標高で私が今まで見たことないような様子で努力していた。それは私にとって、日本ラグビーへの、日本のやり方への素晴らしい歓迎だった」と強化の過程を語った。
日本の厳しい練習を目の当たりにしていたボースウィックHC。「私は非常に強い繋がりを持っている。東京に数年住めて幸運だった。日本は特別な場所であり、特別なチームだ」と、今回は変わらぬリスペクトのもとでの対戦だったようだ。
(THE ANSWER編集部)