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ラグビー日本には「番狂わせの歴史がある」 英紙が警戒、イングランドHCも「見くびりはしない」

ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会でプールDの日本は17日(日本時間18日)に、イングランドとの大一番を迎える。初戦白星スタートの両チームがニースで激突する一戦を前に、英紙は「衝撃的な番狂わせを与えるリーダーだ」と最大級の警戒を示している。

イングランド戦に向け調整を行うラグビー日本代表【写真:Getty Images】
イングランド戦に向け調整を行うラグビー日本代表【写真:Getty Images】

W杯5大会取材の英記者が日本戦を展望

 ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会でプールDの日本は17日(日本時間18日)に、イングランドとの大一番を迎える。初戦白星スタートの両チームがニースで激突する一戦を前に、英紙は「衝撃的な番狂わせを与えるリーダーだ」と最大級の警戒を示している。

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 初戦で初出場のチリに42-12と快勝した日本と、プールD最大のライバルと見られたアルゼンチンを27-10で破ったイングランド。11日に更新された最新の世界ランキングでは6位に順位を上げたイングランドに対し、日本は14位のまま。さらに昨年11月にトゥイッケナムで行われたテストマッチでは、イングランドが52-13と圧勝しているが、英紙「デイリー・メール」は日本戦に向けて「イングランドは日本の脅威に注意と警戒を持って取り組む……ブレイブ・ブロッサムズには番狂わせの歴史があり、スティーブ・ボーズウィックのチームはボールから目が離せないと知っている」との見出しで記事を公開している。

 執筆したクリス・フォイ記者はW杯5大会を取材。その経験から「日本は衝撃的な番狂わせを与えることに関しては世界の市場リーダーだ」と警戒している。それは「大会前に母国でフィジーに敗戦したこともあり、厳戒態勢にある」というイングランド代表も同じだという。

 ヘッドコーチ(HC)を務めるボーズウィックは、かつてエディー・ジョーンズの下でコーチとして日本代表を指導していた人物。同紙も「最近のW杯での経歴を鑑みて、ボーズウィックと彼の選手たちは日本を見くびりはしない。イングランドのHCが彼ら(日本)のマネジメントチームの一員だった2015年、極東の国はブライトンで南アフリカを打ち負かした。4年後、開催国として彼らは上位にランクされたアイルランドとスコットランドを倒し、準々決勝に駒を進めた」と、日本をよく知るHCに油断はないとした。

 そして「今大会はまだ大きな番狂わせは起こっていない」としたものの、「木曜の夜にウルグアイがフランスに巨大な恐怖を与えた」と世界ランキング17位のウルグアイが、同3位で開催国のフランスを後半途中に一時12-13と1点差に追い詰めた点に触れ、「トップを走る国々は全て、警戒することになるだろう」と指摘。その中でも日本が「リーダーだ」と、今大会でも番狂わせを演じる主役になり得ると主張している。

(THE ANSWER編集部)


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