ボースウィックHCは警戒心「チリ戦完勝で自信をみなぎらせてくる」

　ラグビーワールドカップ（W杯）フランス大会でプールDの日本は17日（日本時間18日）にイングランドとニースで対戦する。英公共放送「BBC」はプレビューを展開。前回日本大会で8強入りと躍進したジョセフ・ジャパンについて「彼らは進化を止めてしまった」と辛辣に分析している。

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　大会初戦でアルゼンチンを撃破し、勢いに乗るイングランドメディアは前回大会後、日本代表の4年間に懐疑的な視線を送っていた。記事では「日本は開催国となった前回のラグビーW杯で8強にたどり着いた。その過程でアイルランド、スコットランドから勝利を成し遂げたが、それ以降、彼らの進化は止まってしまった」とフランス大会までの4年間を辛口に評した。

「彼らはこの4年の間に、シックスネーションズやラグビーチャンピオンシップのチーム相手に勝てていない。そして、2023年フランス大会の前哨戦でサモア、フィジー、イタリアに負けているのだ」

　イングランド、フランス、アイルランド、イタリア、ウェールズ、スコットランドという欧州の強豪国が参加するシックスネーションズと、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンの4か国が参加するリーグ戦・ラグビーチャンピオンシップという世界の列強10チームにテストマッチで4年間勝てていない状況から、日本の進化に対して厳しく分析した。

　一方で、イングランドのスティーブ・ボースウィック・ヘッドコーチ（HC）は「1週間いい準備ができたところで、日本戦という挑戦を我々は心待ちにしている。彼らは大会初戦のチリ戦で完勝したことで、自信をみなぎらせてくるだろう」と話し、ジョセフ・ジャパンに警戒を強めていたという。