ラグビー日本が警戒すべき“飛び道具” 次戦イングランド選手が不敵予告「キッカーは数多くいる」
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会でプールDの日本は17日(日本時間18日)にイングランドとニースで対戦する。W杯優勝経験国で世界ランク6位の強敵相手に金星奪取が期待されるなか、イングランド選手は日本にとって脅威となる“飛び道具”について「いくつか挑戦する」とさらなる強化を予告している。英紙がその戦略を報じている。
日本時間18日にイングランドと対戦
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会でプールDの日本は17日(日本時間18日)にイングランドとニースで対戦する。W杯優勝経験国で世界ランク6位の強敵相手に金星奪取が期待されるなか、イングランド選手は日本にとって脅威となる“飛び道具”について「いくつか挑戦する」とさらなる強化を予告している。英紙がその戦略を報じている。
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初戦のチリ戦で42-12と快勝し、好発進を見せた日本。だが、次のイングランドは一筋縄でいく相手ではない。過去の実績もさることながら、今大会も初戦で1人少ない不利な状況ながらアルゼンチンを圧倒。トライこそなかったが、6本のペナルティーゴール(PG)に加え、3本のドロップゴール(DG)で27-10と勝利を収めた。
全27点をキックで叩き出したのがジョージ・フォード。プレースキックとなるPGはもちろん、インプレー中にボールをワンバウンドさせてゴールを狙うDGは高い技術と集中力を必要とするだけに、イングランドの攻撃のバリエーションの豊富さを見せつける試合でもあった。日本とすればフォードのDGは要警戒だが、英紙「デイリーメール」電子版はイングランドの戦略の一つを紹介している。
「イングランドはドロップゴールを外さない! ジョージ・フォードのアルゼンチン戦での勇ましさを受けて、エリオット・デイリーはスティーブ・ボーズウィック側にとってのワールドカップの夢への鍵となるのはこのスキルだと語る」との見出しで掲載された記事では「イングランドは新しい武器を振るう準備ができている」と報じた。
アルゼンチン戦でのDGについて同紙は「2本目はマルセイユのスタッド・ヴェロドロームのハーフラインからだった」とした上で「マロ・イトジェが”90年代のラグビー”の策略と言及したもので成功したイングランドは、日曜日でも同じようなショットを放つことに躊躇しないだろう」と記して、こう続けた。
「この特別なスキルを練習しているチームのメンバーはフォードだけではない。長距離のプレースキッカーとして名高いウイングのエリオット・デイリーは『いくつか挑戦するだろうね。以前にもヒットしたことがあるから、いずれ分かるよ。今はその流れになっているから、みんなもやりたいんだ!』と語った」
日本としてはDGに対してマークすべき選手がフォードだけではないのは厄介なところ。同紙はさらに「シンフィールド(守備コーチ)は、日本や後に続くライバルたちにこのような脅威をもたらすイングランドの選手はフォードだけではないと示唆しており、『私たちのチームは素晴らしいキッカーが数多くいることで恵まれている。素晴らしい10番が3人いる(フォード、オーウェン・ファレル、マーカス・スミス)』と語った」とも記している。
(THE ANSWER編集部)