日本には厄介な事実判明、次戦イングランドの開幕前不調は「計画の一部」 6戦5敗も「準備だった」
8月に敗戦が続いたのは…疲労困憊で臨んでいたから
イングランドは8月に4試合中3試合に負けた。ただ実はそれらの試合にクタクタに疲れた状態で臨んでいたにも関わらず、そうは世間に伝えられていなかった。彼らが認めなかったためだ。記事でウォルターズ氏は「ああ、私たちは負けたが、私たちは最も厳しいところに行ったんだ」と口にしている。そして「アルゼンチン、そして次の日本に向けての準備だったんだ」とも。
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この事前調整の方法には手本があった。記事はウォルターズ氏の話として「豪州の有名な水泳コーチのビル・スウィーテンハムは、何年も前に英国の五輪チームで働いていた。彼は五輪の直前にある世界水泳には、選手を疲れた状態で臨ませていたんだ」「そこでいくつかメダルも得たが、疲れてエネルギーが欠けた状態でパフォーマンスを発揮できるなら、疲れがなくエネルギーに満ちたときはどうなるだろう、と分かっていたんだ」と紹介。「それが私たちが今やっていることだ」と、今回のラグビー代表にも同じ手段を用いていたとしている。
実際、W杯開幕戦でのイングランドのパフォーマンスは一変していた。記事は「彼らはアルゼンチンを簡単に倒しただけでなく、それを最初の3分間以外はずっと14人でプレーしたのに成し遂げた」。開始早々にFLカリーがハイボールを奪おうとして着地しようとした際に、相手の頭部に接触。イエローカードでシンビン(10分間の一時的退場)を受けた。さらに今大会での新ルール「バンカーシステム」が適用され、レッドカードに格上げされて残り時間退場に。それにも関わらず勝ちきった。
日本との試合にも、しっかりと調整してくるのは目に見えている。ただでさえ、2003年の大会で北半球勢として唯一優勝している強豪。厄介な相手となりそうだ。
(THE ANSWER編集部)