ラグビー日本の2選手をフランス紙が称賛「絶好調のデュオ」 開催国も評価した快勝チリ戦の輝き
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は10日、プールD初戦が行われ、世界ランク14位の日本が同22位チリと対戦。42-12で快勝発進した。計6トライでボーナスポイントを含めた勝ち点5を獲得したが、地元フランス紙ではこの一戦における各選手を格付け。2トライのLOアマト・ファカタバとコンバージョンキック成功率100パーセントを誇ったSO松田力也の2人を“勝ち組”に選出している。
ラグビーW杯、初戦で日本はチリに快勝
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は10日、プールD初戦が行われ、世界ランク14位の日本が同22位チリと対戦。42-12で快勝発進した。計6トライでボーナスポイントを含めた勝ち点5を獲得したが、地元フランス紙ではこの一戦における各選手を格付け。2トライのLOアマト・ファカタバとコンバージョンキック成功率100パーセントを誇ったSO松田力也の2人を“勝ち組”に選出している。
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「ラグビーW杯 チリの熱狂、マツダとファカタバコンビの有効性……日本対チリ戦で我々が選んだ勝ち組と負け組」との見出しで特集したのは開催国フランス地元紙「ルモンド」だった。
前半6分にいきなり先制トライを許す展開となった日本だが、記事では反撃の主役となったコンビに注目している。
「チリの熱狂に侵食されたが、ブレイブ・ブロッサムズは決してパニックに陥らなかった。そして、絶好調のデュオに頼ることが可能だった。ファカタバとリキヤ・マツダだ」
ファカタバは日本の今大会初トライを含む2つのトライを挙げ、松田はコンバージョンキック全6本を成功させる活躍。集まったサポーターから歓声を浴びた。
一方、W杯初出場で日本相手に勇敢な戦いぶりを見せたチリは「歴史的な序盤」について評価される一方、劣勢の一因となった9度のペナルティが「規律の欠如」と評された。
記事では気温30度を超えるホスト国の酷暑にも注目し、「トゥールーズの熱波で、選手たちは試合終盤にフィジカル的に苦しんだ。特にチリ代表だ。それまでのリズムと献身性が終盤欠如する結末に。国際大会の最高レベルで学習段階にあるが、チリには80分間戦いぬく武器がなかった」と分析している。
それでも、チリが終盤ベースダウンするまでの激闘について、「我々は2チームが1時間に渡り繰り広げたショーを記憶に留めることになるだろう」と特集の最後に称えていた。
(THE ANSWER編集部)