ラグビーW杯

　ラグビーワールドカップ（W杯）フランス大会は10日、プールDが行われ、10大会連続10回目の出場となった世界ランク14位・日本が同22位チリに42-12で快勝発進した。計6トライでボーナスポイントを含めた勝ち点5を獲得。次戦17日（同18日）に対戦する同8位イングランドのCTBは「日本は大きな脅威になる」と警戒している。

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　海外ラグビー専門メディア「ラグビーパス」は、「トゥイランギはスタッフに対しては喜んでいるが、来週ニースで日本と対戦する際には集中しないければならないと警告している」と報じ、初戦で先発したCTBマヌ・トゥイランギのコメントを紹介。同選手はチームメンバーに敬意を払った。

「彼らは本当に頑張って働いてくれている。スティーブ（HC）より働いている人はいない。我々にとって、スティーブ、ケビン（シンフィールド）、リチャード（ウィグルワース）、チーム全体、そしてファンのためにパフォーマンスをすることは変わらない。明日も、これからもずっと」

　さらに次戦について「我々はチームとして準備している。日本は大きな脅威になることはわかっているので、リカバーしてまた体の状態を正常に戻して、プランを遂行する」と警戒感を込め、作戦を遂行することが大切だと強調した。英紙「テレグラフ」では日本の実力に懐疑的な見方をする報道も見られたが、選手に慢心はないようだ。

　日本は先制を許したものの、すぐに追いついて逆転した。計6トライでボーナスポイントも獲得。一方、前回準優勝のイングランドは9日（日本時間10日）の初戦でアルゼンチンに27-10の完勝。選手の退場により、開始3分から14人での戦いを強いられたが、キック攻勢で2003年以来5大会ぶり2度目の優勝へ強さを見せていた。