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日本と同組イングランド、14人で初戦快勝 主力3人目退場は日本戦影響も…鮮やかキック攻勢で貫禄勝ち【ラグビーW杯】

ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は9日(日本時間10日)、日本も入るプールDの一戦がスタッド・ド・マルセイユで行われ、世界ランク8位イングランドが27-10で同6位アルゼンチンに快勝した。FLトム・カリーの退場処分により、試合開始3分から14人での戦いを強いられたが、地力を発揮。17日(同18日)の第2戦は日本と対戦する。

アルゼンチン戦でペナルティーゴールを蹴るイングランドのジョージ・フォード【写真:ロイター】
アルゼンチン戦でペナルティーゴールを蹴るイングランドのジョージ・フォード【写真:ロイター】

ラグビーW杯プールD

 ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会は9日(日本時間10日)、日本も入るプールDの一戦がスタッド・ド・マルセイユで行われ、世界ランク8位イングランドが27-10で同6位アルゼンチンに快勝した。FLトム・カリーの退場処分により、試合開始3分から14人での戦いを強いられたが、地力を発揮。17日(同18日)の第2戦は日本と対戦する。

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 開始早々に大打撃を与えられた。前半3分にハイボールを捕ろうとジャンプした相手FBフアンクルス・マリアにカリーがチャージ。着地後に頭部が相手の顔に入った。マリアは出血で一時退場となった一方、カリーもシンビン(10分間の一時的退場)に。いきなり1人少ない14人になって迎えた前半5分、アルゼンチンWTBエミリアノ・ボフェリのドロップゴール(DG)で3点の先制を許した。

 しかし、イングランドSOジョージ・フォードが前半10分のペナルティーゴール(PG)で同点。この後、今大会から導入された専任の審判員による映像判定「バンカーシステム」によって、カリーがレッドカードで退場処分を受けたが、同28分にフォードのDGで勝ち越した。同31分にもハーフラインから2本目のDGで9-3。同37分にも3本目で12-3と着実にリードを広げ、前半を折り返した。

 後半6分、14分、19分、27分、35分にもPGで27-3。途中交代でベンチに下がる選手たちへ、観客は労いの拍手を送った。一人でPG6本、DG3本と全27得点をキックで叩き出したフォードも下がり、称賛の大歓声。終了間際にトライを許したが、鮮やかなキック攻勢で貫禄を見せた。

 2003年以来5大会ぶり2度目の優勝を目指す前回準優勝のイングランドは、主将のSOファレル、NO8ブニポラが大会前のテストマッチで危険なタックル。レッドカードで日本戦は出場停止となった。FWの中軸だったカリーも出場停止が確実だが、そうとなれば主力3人を欠くことになる。

 南米の雄アルゼンチンは07年の3位が最高成績。プールDは両国とともに日本、サモア、チリで争われ、日本は10日にチリとの初戦を迎える。

(THE ANSWER編集部)


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