ラグビーW杯開幕戦で大ブーイング フランス客席も疑問の判定に英BBC注目「審判の人気は沈んだ」
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が8日(日本時間9日)、開幕した。開幕戦のプールAでは、世界ランク3位のフランスが同4位ニュージーランドを27-13で撃破。初優勝へ白星スタートを切ったが、相手に反則の疑いがあったままトライを決めたシーンに英メディアが注目。海外メディアが動画を公開する中、「(ブーイングの)音量を増加させるばかりだった」と取り上げた。
ラグビーW杯が開幕
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が8日(日本時間9日)、開幕した。開幕戦のプールAでは、世界ランク3位のフランスが同4位ニュージーランドを27-13で撃破。初優勝へ白星スタートを切ったが、相手に反則の疑いがあったままトライを決めたシーンに英メディアが注目。海外メディアが動画を公開する中、「(ブーイングの)音量を増加させるばかりだった」と取り上げた。
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微妙なシーンだった。8-9の後半2分、オールブラックスのWTBリーコ・イオアネが敵陣中央の残り30メートル付近から左に展開。受け取ったWTBマーク・テレアが左隅に駆け込み、一時逆転のトライを決めた。しかし、フランス選手はボールを前に投げるスローフォワードの反則をアピール。母国の客席も大ブーイングを浴びせた。
英専門メディア「プラネット・ラグビー」の公式X(旧ツイッター)は「スローフォワードだった?」と投げかけながら動画を公開。英公共放送「BBC」は「テレアがバウンドしたボールを拾って駆け込み、オールブラックスの13-9とする中、パスが前に流れていたと本拠地のファンは叫んだ」と描写し、こう続けた。
「(リッチー)モウンガがコンバージョンを失敗した後に大スクリーンに映し出されたリプレーは、レフェリーのジャコ・ペイパーに向けられた(ブーイングの)音量を増加させるばかりだった」
場内で映像が流れると、ブーイングが増大。さらに「(マチュー)ジャリベールがボールを持っていない状態で倒されたにもかかわらずプレーが続行された時には、この南アフリカ人審判の人気はさらに沈んだ」と伝えた。
判定に疑問の声が上がったが、ブーイングも初優勝を期待するフランスファンの盛り上がりの裏返し。期待を背負う同国フィフティーンは逆転に成功し、7万8690人のファンを歓喜させた。
(THE ANSWER編集部)