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2019年W杯の日本が「大好きだった」 イングランド名将、対戦国に賛辞「彼らのラグビーには…」

ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が8日(日本時間9日)に開幕し、10大会連続10回目の出場となる日本代表は10日に初戦のチリ戦を迎える。決戦の地トゥールーズで調整を進める中、英紙は元イングランド代表ヘッドコーチ(HC)の分析記事を掲載。日本のラグビーについて「私は前回のW杯で日本を見るのが大好きだった」と称えている。

10大会連続10回目の出場となる日本代表【写真:ロイター】
10大会連続10回目の出場となる日本代表【写真:ロイター】

世界的名将がW杯での母国との対戦を展望

 ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が8日(日本時間9日)に開幕し、10大会連続10回目の出場となる日本代表は10日に初戦のチリ戦を迎える。決戦の地トゥールーズで調整を進める中、英紙は元イングランド代表ヘッドコーチ(HC)の分析記事を掲載。日本のラグビーについて「私は前回のW杯で日本を見るのが大好きだった」と称えている。

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 ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが率いる日本代表は2019年に行われた自国開催のW杯で、アイルランドやスコットランドという強豪を立て続けに撃破し初の8強入り。準々決勝で南アフリカに敗れたものの、世界を相手にした堂々とした戦いぶりは、世界から称賛された。

 英紙「デイリー・メール」は元イングランド代表HCとして、2003年W杯優勝に導いたサー・クライブ・ウッドワード氏の分析記事を掲載。母国イングランドが予選リーグD組で戦うアルゼンチン、日本、チリ、サモアについて語った。

 ウッドワード氏は日本について、「私は前回のW杯で日本を見るのが大好きだった」と告白。「彼らのプレーを見ていると数多くの喜びがあった。それは彼らが2019年の素晴らしい開催国であったことも部分的にはあるが、彼らのラグビーへのアプローチ方法も理由の1つだ」と続け、「日本はアタックするのが大好きで、チームを横断するボールハンドリングは見ていて楽しかった」と攻撃的なスタイルについて共感を示した。

 一方で「彼らにとって残念なのは、それから4年後(の今)も彼らが同じチームかどうか定かではないことだ」とした上で、「それは昨秋にトゥイッケナムで日本に快勝したイングランドにとっては良いニュースだ。イングランドはその11月の日には7つのトライを決め、52得点を挙げた。今夏私たちが見てきたものとは大違いだ」と分析。8月のテストマッチでフィジーに初めて敗れるなど不安材料が見えるイングランドにとっては、良いイメージで臨める一戦だとした。

 日本のキーマンにはリーチ・マイケルを挙げた名将ウッドワード氏。試合については「2022年の終わりに見たような日本の50失点の大敗は予想しないが、最近の彼らの苦戦を鑑みれば、イングランドはオーウェン・ファレルがまだ出場できなかったとしても、このような試合には勝つだろう」と母国の勝利を願っていた。

 日本時間10日20時からチリとの初戦を戦う日本代表は、同18日4時からイングランドと激突する。

(THE ANSWER編集部)


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