ラグビー日本のD組が「最も面白い」 本命イングランド失速で波乱の予感…英紙「予想できない」
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が、8日(日本時間9日)に開幕する。10大会連続10回目の出場となる日本代表は初戦のチリ戦(10日)に向けて、直前キャンプ地のフランス・トゥールーズ入り。4年前の日本大会で初の8強入りを果たし、世界からも注目が集まる中、英メディアはD組について「最も予想できないプールであり、最も面白いプールかもしれない」と伝えている。
英紙がラグビーW杯を展望
ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が、8日(日本時間9日)に開幕する。10大会連続10回目の出場となる日本代表は初戦のチリ戦(10日)に向けて、直前キャンプ地のフランス・トゥールーズ入り。4年前の日本大会で初の8強入りを果たし、世界からも注目が集まる中、英メディアはD組について「最も予想できないプールであり、最も面白いプールかもしれない」と伝えている。
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ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが率いる日本代表は2019年に行われた自国開催のW杯で、初戦でロシアに勝利すると、アイルランド、サモア、スコットランドと強豪を立て続けに撃破し、初の8強入り。準々決勝では、この大会で優勝した南アフリカに敗れたものの、世界を相手に互角以上に戦えることを示し世界から称賛された。あれから4年、メンバーも大きく変わる中、予選リーグD組でチリ、イングランド、サモア、アルゼンチンと戦う。
英紙「ガーディアン」は大会前の展望記事で、D組について「もしかすると最も予想できないプールであり、最も面白いプールであるかもしれない」と紹介。「特にイングランドが3大会で2回目となるプールステージでの敗退という不名誉を受けることを望んでいる人達からすれば」とし、波乱が起こる可能性があると続けた。
その理由の1つとして、前回大会準優勝のイングランドについて「アルゼンチン、日本、サモア、チリと同組にしたくじ引き以降、多くのことが変わった。南アフリカとの決勝まで進んでからすぐに、イングランドはこのプールのトップに立つ最有力候補と見られていた。管理ミスと強化の中断を経た今、彼らの準々決勝進出の望みは明白に不安定に見える」と指摘。D組の本命と見られるも、8月のテストマッチでフィジーに初めて敗れるなど不安材料が見えているという。
そして日本については、直前のテストマッチでの結果は振るわなかったものの、「開催国としてアイルランド、スコットランドに勝利してプールを制した4年前の彼らのウキウキさせるパフォーマンスは記憶に新しい。2015年の南アフリカ戦での彼らの驚くべき勝利に触れずに日本について言及するのも不可能な話だ」と過去2大会の活躍を引き合いに警戒。「ブレイブ・ブロッサムズはダイナミックな15人ラグビーでワールドカップここ2大会で輝いてきた」と紹介している。
注目の初戦チリ戦は日本時間10日20時から、フランス・トゥールーズで行われる。
(THE ANSWER編集部)