“3万7050人の熱狂”に当事者達は何を感じたか 稲垣啓太「選手はアピールしかない」
ラストマッチ福岡も感激「普段のトップリーグでできるのは幸せ」
パナソニックの日本代表HO坂手淳史主将は「37050人、大変なファンが来てくれて、嬉しく思う」と目を細め、トヨタ自動車の姫野も試合後の場内インタビューで「率直に嬉しいです」と感謝し、「今後ともラグビーをよろしくお願いします」とファンに呼びかけた。
有終のトライを決めた福岡も「開幕戦からたくさん来てくれて、これだけたくさんの人が見てくれた。今はラグビーの勢いがきている。上まで見渡しても、たくさんの人が見られる。普段のトップリーグでできるのは幸せ」と笑顔をのぞかせ、また稲垣も「トヨタ自動車のファンが多かったと思いますが、パナソニックのラグビーを見せられたのは素晴らしいこと」と振り返った。
前週の開幕カード8試合合計ののべ観客動員数は11万6737人で、昨年の8万3719人を3万3018人上回った。そしてこの日は史上最多を更新した。確かに熱狂は続いている。今後へ向けて稲垣は「選手はグラウンドでアピールするしかない。勝たないと応援のし甲斐もないと思います。広報の面では、マネジメントサイドともうまく連携できれば」と力を込めた。熱いゲームを続け、ラグビーの魅力を伝え続けていく――。選手たちの戦いは続いていく。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)