有終の福岡堅樹へ、同僚の代表戦士たちが惜別 稲垣啓太「『グッバイ、ケンキ』って」
福岡と交わした言葉は?「お互いがいい刺激を与えあって…」
日本代表、またパナソニックでも2016年から4シーズン、共に戦ったPR稲垣啓太も寂しさを隠しながら、惜別の言葉を口にした。
かけた言葉を聞かれると「『グッバイ、ケンキ』って言っておきました」と切り出し、「非常にいい形で彼を送り出すことができた。7人制と15人制で立場は変わってしまうが、チームは変わってもパナソニックの一員。それは彼もみんなの前で話してましたし、だからこそ我々もトップリーグの舞台で頑張らないといけない」と前を向いた。さらに「彼は7人制で頑張るでしょうし、お互いがいい刺激を与え合って、これからラグビーをまた頑張っていければと言う話はしました」と福岡とのやり取りを明かした。
チームにとって、日本で最高峰のトライゲッターが抜けるのは大きな痛手なのは間違いないが、その穴を感じさせないようにすることがチームとしての共通認識。福岡も試合後の会見で「僕はこれでこのチームを離れることにはなるが、それぞれの場で、僕は五輪のメンバーに入れるように頑張るし、チームとして優勝できるように頑張りましょうと話しました」とコメントした。
東京五輪、トップリーグと、進む道は違っても、目指す場所は遠くない。栄光へ向かって、それぞれの歩みを進めていく。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)