W杯開幕戦 日本の元国際審判が「最高」と称賛したジャッジ「若手審判の方は参考に」
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は20日(日本時間21日)に開幕。オープニングマッチはエクアドルが開催国カタールに2-0で勝って白星発進した。前半3分のゴールが半自動オフサイドテクノロジーによって取り消しになるなど審判にも注目が集まった一戦でもあったが、元国際審判員の家本政明氏はこの試合にあった“もう一つ”の好ジャッジをツイッターで称賛している。
開幕戦のカタール―エクアドル戦
サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)は20日(日本時間21日)に開幕。オープニングマッチはエクアドルが開催国カタールに2-0で勝って白星発進した。前半3分のゴールが半自動オフサイドテクノロジーによって取り消しになるなど審判にも注目が集まった一戦でもあったが、元国際審判員の家本政明氏はこの試合にあった“もう一つ”の好ジャッジをツイッターで称賛している。
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開始3分にエクアドルFWバレンシアがゴールネットを揺らして先制ゴールが決まったと思いきや、今大会から導入された半自動オフサイドテクノロジーによって、直前のプレーでオフサイドの反則があったことでゴールは取り消し。ただ、複雑な事象でもあったため、判定が覆った直後は賛否両論の意見が噴出した。
他にも際どい判定や激しいぶつかり合いなどがあったため、イエローカードは両チーム合わせて6枚という荒れ気味の試合。それでも家本氏は自身のツイッターで「W杯開幕戦の主審ですが、ポジショニング、動きの量と質、態度と姿勢、判定基準、そしてマネジメント。いずれもとても素晴らしかったと思います。今の世界のトレンドを知る上でもとても参考になりました」とつづり「世界を目指す日本の若手審判の方は参考にされるといいと思います」と続けた。
その中で家本氏が特に注目したのが、前半15分にバレンシアがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得したシーン。「主審が素晴らしかったのはすぐ笛を吹かずにシュートを打たせてから笛を吹いたところ」とイタリア人主審のダニエレ・オルサート氏のジャッジを称賛した。「結果的にシュートは入らなかったけど、もし笛を吹いた直後にシュートが入っていたら、そしてPKが入らなかったら、大きな問題となっただけに主審の判断は最高といえるシーンですね」と冷静さを称賛した。
(THE ANSWER編集部)