[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

三原舞依の祈りを込めたルーティン 触れた右足 やるべきことを丁寧に、諦めない強さ

フィギュアスケートの世界国別対抗戦が13日から東京体育館で開催された。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載。今回は14日に行われた女子フリー。グランプリ(GP)ファイナル女王の三原舞依(シスメックス)は131.21点で5位だった。

三原舞依は演技前、右足のスケート靴に祈りを込めて両手で触れた(カメラ=SONY α1、レンズ=FE400mm F2.8GM)【写真:矢口亨】
三原舞依は演技前、右足のスケート靴に祈りを込めて両手で触れた(カメラ=SONY α1、レンズ=FE400mm F2.8GM)【写真:矢口亨】

フォトグラファー・矢口亨のフィギュア世界国別対抗戦フォトコラム

 フィギュアスケートの世界国別対抗戦が13日から東京体育館で開催された。「THE ANSWER」はフォトグラファー・矢口亨氏のフォトコラムを連日掲載。今回は14日に行われた女子フリー。グランプリ(GP)ファイナル女王の三原舞依(シスメックス)は131.21点で5位だった。

 ◇ ◇ ◇

 フィット感を確かめるように、スケート靴に何度も触れた。演技前の三原のルーティンの一つ。2週間前の世界選手権で、中野園子コーチが痛みがあると洩らした右足は特に入念に、祈りを込めた。

女子フリー5位ながら、三原らしい見ている人の心に響く姿だった【写真:矢口亨】
女子フリー5位ながら、三原らしい見ている人の心に響く姿だった【写真:矢口亨】

 コンディションは万全であるはずがない。それでもやるべきことを丁寧にやって諦めない。

 これまでの道のりで三原が見せてきた強さを表現したようなルーティンだった。今季は過去最多の13試合に出場して完走した。今大会は本来の出来ではなかったかも知れない。でも三原らしい、見ている人の心に響く姿だった。

■矢口 亨 / Toru Yaguchi

 フォトグラファー。山形県上山市生まれ。上智大を経て02年に報知新聞社入社。12年ロンドン五輪、21年東京五輪、22年北京五輪などを取材。フィギュアスケートの撮影は19年の世界選手権(埼玉)から。今年2月に退社し、フリーに転身。著書に写真集「羽生結弦2019-2020」「羽生結弦2021-2022」など。

(矢口 亨 / Toru Yaguchi)

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集