奥原や「タカマツ」組に続く勢力多数、ライバル対決も注目 ヨネックスOP女子編
奥原のライバル筆頭に山口、韓国オープンで世界1位を破った三谷、佐藤らも出場
ただ、今の日本バドミントン界は、「日本対世界」の構図だけでなく、国内のライバル対決もかなり高レベルで繰り広げられている。奥原が日本勢の代表格であり続けることは、決して簡単なことではないのだ。
今大会には、2020年東京五輪における代表枠争いで奥原のライバルとなり得る選手も多数出場する。ライバルの筆頭格は、山口茜(再春館製薬所)だ。奥原と同じ身長156センチと小柄で、ややのんびりした口調で話すタイプだが、試合では粘り強さに加えて、相手の意表を突くトリッキーなプレーで魅せる。リオ五輪の準々決勝(1-2)で1学年上の奥原に敗れるなど、対戦成績は奥原の後塵を拝しているが、昨年のヨネックスオープンジャパンでは山口が初めて奥原を破った。
今大会には、奥原、山口のほかに、昨年の全日本総合選手権で山口を破って優勝した佐藤冴香(ヨネックス)や、スーパーシリーズ第7戦の韓国オープンで世界ランク1位のタイ・ツーイン(台湾)を破った三谷美菜津(NTT東日本)らもエントリー。昨年のこの大会で4強入りした21歳の若き長身サウスポーの大堀彩(トナミ運輸)、8強入りした高橋沙也加(日本ユニシス)らも初優勝を狙う存在だ。