世界トップクラスに成長したダブルスの園田、嘉村組に注目 ヨネックスOP男子編
新たに結成した遠藤、渡辺組…連携面に課題も息が合えば面白い存在
昨冬には、香港オープンで優勝。早川、遠藤組が届きそうで届かなかったスーパーシリーズ初タイトルを手にした。スーパーシリーズは、年間12大会を行う世界トップクラスのツアーだが、園田、嘉村組は昨年にシリーズの成績上位8組しか出場できないスーパーシリーズ・ファイナルズに初出場して準優勝。今年8月の世界選手権でも銅メダルを獲得しており、今では正真正銘の世界トップクラスだ。
バドミントンファンに「ソノカム」の愛称で知られる彼らは、日本男子バドミントン界を牽引する立場にあり、今大会では初優勝が期待される。
また、男子ダブルスでは遠藤大由、渡辺勇大組(日本ユニシス)も注目だ。リオ五輪後に早川が代表引退を表明。遠藤は、高卒で今季からチームメイトとなった期待の若手ホープ渡辺勇大と新たなペアを結成し、昨年9月の全日本社会人選手権では園田、嘉村組を破っている。昨年12月の全日本総合選手権では園田、嘉村組が雪辱を果たしたが、接戦だった。遠藤、渡辺組は、まだ連携面に課題があり、国際経験も積み上げている段階だが、ともにプレー範囲が広いため、息が合えば面白い存在だ。